ラクダとカメの南極伝説!?巻の②『ドレイク海峡!!』 | 新・旅亀の世界一周冒険活劇

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旅亀の冒険・最終章。流れる雲のようにフワフワと。明日の行き先は明日決める。そんな旅をしよう。

ギシギシと鈍い音と共に船室がぐるんぐるんと揺れる。


加えて、昨夜4時頃から備え付けの箪笥の引き出しが、ガッタンガッタンと音をたてて、睡眠を妨げる。


そう、ここはドレイク海峡・・・


南アメリカ・ホーン岬と南極大陸との間の海峡。


そして、世界で最も荒れる海の一つだ・・・




海峡に入ると、80人いた乗客の4分の3ほどが寝込み、その時だけは食堂が寂しくなる。


気の良いイギリス人のじっちゃんばーちゃんも、シャイなスロベキア人もいない。


酔い止め薬を飲んではいるが、僕も気分がすぐれない・・・


意地汚い性格なので、損はするかと朝飯だけは食べたが、昼飯の中華は二口食べただけで終わった。


こんな状況じゃ食えん・・・


一息ついて食堂の窓を眺めていると、空と海が交互にかくれんぼをしている。


一服の為、甲板に出ていたラクダさんは戻ってくる度、


『あの揺れはやばいよジェットコースター並だ』


って言う。


激しく揺れる船室が、さらに激しく揺れる時、その時立っている乗客は吹っ飛ぶ。

(いや、ちょっと大げさです笑)



そんなやばい所を、2日かけて南極に行くのだ。


が、僕のすぐ横に、スーパーマンがいた。


酔い止め薬も飲まずに、1日中ゲームばっかしてるのに、全く酔わないこの男!!







ミスタあああああ!!!





らぁくゥゥだぁぁぁぁあ!!





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・・・は余裕の爆睡です。



うーん、あなたには負けました!!



こりゃもう伝説ですね!!






まあそれはおいといて・・・、


最後になりますが、この日の昼飯と晩飯はこちら!!




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昼飯の前菜と食べ残した中華。


前菜がピザ!?腹いっぱいなるっちゅーねん!


・・・残してすみません。



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なんかわからん前菜と、なんかわからん魚料理!!


やっぱうめー!!


・・・晩飯後、酔い止め薬をもう1錠飲み、眠りについた・・・




つづく