メキシコよりグアテマラへと向かう旅の途中。
僕らはラス・チャンパスという街に来た。
初めのルートを大きく変更して、北の国境ではなく、南の国境を越えることにした。
そうして到着したのが、この国境の街というわけだ。
人々はとても穏やかで、人なつこく、そして温かかった。
せんせと僕は、この街で少し早めの昼食をとる事にしたのだが、そこの店員がまた良い。
店先で牛や鳥を焼く少女、店内で昔ながらの郷土料理を煮込む老婆、席を案内するおじちゃん。
日本人が珍しいのか、目があうと笑いかけてくる。
カメラを向けると、少女たちは大慌てでその場から逃げ出す。
(俺なんも悪いことしてへんのに・・・笑)
なんとか撮った集合写真。
少女たちはまたしても隠れてます・・・残念!!
昼飯を食って、おっちゃんにこの街の名を聞いた。
ラス・チャンパス。
僕のガイドブックに、そのように書き込んだ。
どうやら僕の持っている地図には、この街の事は書いてないらしい。
地図にない街か・・・(いや、実際ちゃんとした地図には載ってるんやろうけど・・・)
なんかいいな。
そういうのってなんか、『旅してるー』って感じせえーへん??
そう。
僕は旅してんだ。
旅行とか、旅とか、区切りをつける人たちもいるけど、そんなんどーでもいい。
自分が旅してるって思ったら、それでいい。
ここから、中米横断の旅がはじまるんだ!!