メキシコシティを出発し、せんせと亀ちゃんはついにオアハカに到着。
ここに来た目的は、ただ単に通り道というだけじゃなく、イエルベエルアグアという場所へ行く為でもあった!!
んー、まあ有名な場所ってわけでもなく、ガイドブックを見ていたせんせに、
『この場所行かへん??』
って言われたことがきっかけやったんやけど・・・。
その場所へ向かう途中。
オアハカよりバスで2時間ほど移動した時、小さな出会いがあった。
風にたなびくマント??をまとうこの女性、
スペイン語留学に来ているので、言葉はぺらぺら。
僕の中でのあざ名は『女王の教室』で決定した。
目的地も一緒だったので、少しの間行動を共にすることに・・・。
メンバーは3人になり、少しばかりにぎやかになった。
3人は乗り合いタクシーに乗り、さらに約1時間、車を走らせた。
そして、
イエルベエルアグアに到着。
--麦さんと行った、パムッカレに似ている--
それが率直な感想だった。
規模も雄大さも、パムッカレの石灰棚には劣るが、どことなく似た雰囲気を放っていたそれを見て、
ひどく懐かしい感じがした。
それは、静かな水面に魚が急に跳ねた後、
その波紋がすばやく全体に広がるように、
僕の中に突然起こった感情だった。
たった4ヶ月前の出来事なのに、こんなに懐かしく感じるなんて、旅は不思議だと感じた。
一通り見学し終え、帰りの乗り合いタクシーへと足を向けた時、
これまた偶然にこの地へ旅行に来ていた日本人女性3名と出会った。
その夜、『女王』の提案で、ちっと??お洒落なバーに行くことになる。
ほんと、旅してると色んなところで色んな人に出会う。
すれ違うだけの人、少し言葉を交わしただけの人、一緒に旅した人。
小さな小さな糸で繋がれたキズナだけれど、少しづつ大きくしていければな。
そんな事を思いながら、オアハカを後にした。