「アイディアと感性を育てるには?」
~暮らしを楽しむ、フィリップ&てつやまさんの話と食材~
7月23日(木・祝日)の午後に、
フランス田舎料理のアミティエ とのコラボ企画で
お話会(オンライン&現地参加)を開催しました。
(アミティエさんは、NPO法人ワークライフ・コラボの法人会員です)
開催まで1か月を切ってからの告知だったにもかかわらず、
オンラインで7名、現地参加が6名、
が参加してくださいました。
本当にありがとうございます!
わずか1時間という時間設定であったので、
参加の皆さまが、何をもって今回の講座に参加したのか・・・ということを
聞かなかったことはもったいない、状況ではありましたが
「仕事も暮らしも楽しむ」ことに共感してくださっている皆さまであったかなと思います。
・お2人が(パリで)出会った40年前のこと
・価値観も趣味も全く合わなかったけれど、「食べること」が共通言語で
「食べることで何か面白いことをやろう!」
というところからの、フランスでの修行(国家公務員だったので、2か月の休暇を取って修行したらしい)
東京での修行、を経ての
てつやまさんの故郷の愛媛でお店を立ち上げることにしたこと
・フランス料理を「スーツを着て、背筋を伸ばして、食べ方気にして食べる」ことをおかしいと思った。
慣れ親しんだお箸で、ボリューム感のある料理を楽しく、愛する人たちと食べてほしい。
美味しいものを、楽しんで食べてほしい。
のコンセプトでお店がスタート。
てつやまさんとフィリップの話は、極めてシンプルでした。
フィリップの話。
「仕事はどっちかというとキライ。自分の人生を大切に、楽しく、自分を成長させるためには
休むことが必要。
休みでは、旅行に行ったり人に会ったりする。
新しいものを知ることで、それを料理に活かしたり、会話を弾ませたりする(から休みが必要なんだ)」
「東京で修業をしたお店では、誰も休みを取らない、ずっとお店にいる。
休まないのは、学ばないということ。他の美味しいものを知らずに、自分のお店で美味しいものをお客さんに提供できるのか?
休まない日本人のことを、オカシイと思っていた」
仕事はキライと言いますが、
「美味しいものを、美味しく食べてもらいたい」
というぶれないコンセプトがあり、
休む、というのは、単にゴロゴロするだけではない、
自分にとって意味のある時間(体を休ませる、やりたいことをやる)にしているということを感じます。
てつやまさんからは、「ザ・てつやまワールド」。
「サンゴの産卵は28周期。それと同じように、お店にもお客さんがワーっと来ることもあれば
サーっとひいて誰も来ない時間もある。
ああ、サンゴの産卵と同じなんだなあって。面白いよね。」
(日々の忙しさ、閑散を、自然界や宇宙の仕組みで考えるようです)
「今回の新型コロナウィルスの影響で、大変なこともあるけれど
日本人は、休むきっかけになったと思う。
一緒に住んでいる家族のことを、深く知るきっかけになったと思う。
ああ、この子はこんな性格だったんだなあ、とか、パートナーのこんなところイヤとかも(笑)
知ることって、大切なんですよ。」
「80歳で美しく死ぬためには(てつやまさんプラン)、じゃあ何をすればいいのかなと考えたら
やっぱり、食べたもので人はつくられているから
食べるものを考えることかなと。
(3年前から始めた)自分たちで作ったその季節の野菜や果物を食べることで
自然のエネルギーをもらえてるんですよね」
「人は、年齢を重ねると、ギラギラしたお肉や料理よりも、お米・野菜、の素の味が美味しく感じるようになる。
“自然”に帰っていくんだなあって」
・・・1時間では足りませんでした(苦笑) 企画者の、ある意味企画ミスでした。
松山で30年、お店を継続するのは大変なこともあるけれど
「大変」ではなく、「自分たちが楽しみ、その楽しみをお客さんにも分ける」志向のお2人。
“違うもの”を受け入れ、取り入れてみる。
“自分の好きなもの・コト”に気づいて、それを休みの日に楽しむ。
理屈ではない、それが日常のお2人の話。
書ききれません。
続きは、アミティエで直接、楽しみませんか?