この数か月で、自分自身の中にいろいろな変化や気づきがありました。
オットが20数年続けてきた仕事を辞めたことは、さらりと以前FBで紹介したのですが
その後、たくさんの発見があったので、記しておこうと思います。
おかげさまで、オットは新しい仕事に出会い、ご縁ができ、
この10月から新しい職場に勤務しています。
40代半ばにして、スムーズに再就職できてすごいなあとしみじみ思います。
(上から?笑)
その要因のひとつは、
この「地方に住んでいて、緩やかな結びつきがたくさんあったからこそ」。
前職で出会った方々との結びつきから
求人情報もキャッチしました。
新卒以来、履歴書も職務経歴書も自己PR書も書いたことのないオット。
面接をする側の経験はあっても、受ける側になるのは初めて。
夫婦喧嘩にならない程度に、それはそれは私もチェックしまくりましたよ。
(一応、それを仕事にしてるので)
夫婦の会話も増えました(笑)
無事採用が決まり、
新しい職場への初出勤前日には、
夕食どきに
息子、娘、そして私から、オットに手紙を。
お父さん向けに、一生懸命手紙を書いた息子。
小5娘は手紙を見せてくれませんでしたが、
同じような、「新しい仕事頑張って!」の応援メッセージだと思います。
私も、3ヶ月の感謝を、
手紙に記して渡しました。
・・・・・・・・・・・・
前職を辞めたのが6月末。(籍は7月10日付)
7月~9月、まるまる3か月間、
オットは家に居ました。(引きこもっていたわけではないですが、それに近い)
とにかく退屈だったようです。
これまでは、早く帰ったほうが食事を準備し
片付けは、食事準備をしてない方がする。
洗濯、取り込み、掃除も同じく、「できるほうができるタイミングに」。
共働きの理想型?で、家庭はチームとして回っていました。
それが、オットは家に居ることになり
手持無沙汰であることに不安をおぼえたのではないでしょうか。
完璧な主夫になっていました。
一方私は・・・
家に帰ったら、晩ごはんが出来上がってて、
お風呂も入れるようになってる!
洗濯も終わってる!
日によっては、生活用品(トイレットペーパーとか調味料とか)も買い足されている!
私は一気に、「専業主婦の妻を持つ夫」のような立場になりました。
最初は、感謝の気持ちでいっぱいで、
オットへの尊敬の念も生まれました。
でも
<発見と気づき>
★感謝の気持ちを持ち続ける、って
意識しないとできないことがわかりました(笑)
1週間くらい経つと、その生活に慣れてきます。
ともすると、「当たり前感」も生まれます。
私がゴミの日をすっかり忘れるようになったのは、完全に「当たり前と慣れ」からだなと(^_^;)
「夫が何もしない!」と言われる男性側の気持ちがよくわかるようになりました。
悪意ないんです。
完璧な家事は、パートナーをダメにします。苦笑
★「帰ったらご飯ができてる。」
という安心感から、私は「ちょっとくらいいいや」と残業することが多くなりました。
これまでは、帰ってからの仕事が待っているからこそ
あわてて帰っていたのですから、それが無くなると意識って変わるんだと・・・
★ちょうど、子どもたちの夏休み期間だったので
お昼の心配をしなくてよくなりました。
これまでは、子どもたちの休みのスケジュールをパズルのように考えて
お弁当を準備して、子どもと対話したり計画を立てたり、工夫をしていたのに
「オットが家に居る」
という安心感から、あまり子どもが何をしているのか考えなくなりました(汗)
★子どもが率先して手伝いをしなくなりました。
親がバタバタとしているからこそ、
「助けてやろう」という気持ちも芽生えてたのでしょう。
また、
完璧に主夫業をこなすオットは、子どもにやらせませんでした。
「夏休みの宿題で、お手伝いのことを書かんといかんのに、
お父さんがやらせてくれん!!」
と、小5娘がブーブー言うので、
私がオットに「手伝いをさせるように」交渉しました(笑)
★ 「学校から帰ったら留守番じゃなく、お父さんがおるけん嬉しい♪」
と最初は、働く親の胸に突き刺さるようなことを娘が言ってました。
が
現実は、娘が学校から帰ったら、
「宿題やってから遊びに行け」
「おやつ食べ過ぎ」
「ダラダラしない」
などイチイチオットから言われていたようで(笑)、
「帰ったら自由なのがいい!」
「お父さんうるさすぎ」
「はよ仕事に行ったらいいのに!」
と娘は私に、こっそりぼやいてきました(笑) シメシメ
★オットが仕事に復帰してからの、ドタバタ。
家事や子どものことほとんどを3か月間、担ってくれていたオット。
その生活スタイルが、すっかりしみついてしまった私。
以前のように、共働き理想型の協働生活に戻らなければいけないのに
慣れってなかなか抜けない。
あー、買い物してなかった!
あー、そうやった、残業しよったらいかんのよ!
あー、私が先に帰ったのに洗濯物取り込んでなかった!
などなど、元の生活になかなか戻れません(^_^;)
★育休中の特に女性の方、
くれぐれも、1年間がっつりと専業主婦になってはいけません。
★ついでに言うなら、新婚の女性の方
「美味しいものを作ってあげる♪」「~してあげなきゃ♪」となってしまうと
そのあとの「協力生活」は作りづらいと思ってください。
仕事復帰したあと、再就職したあと、
「2人で協力する」という意識が夫側にすぐに身に付きません。
両立経験もなければ、ずっと専業主婦を持つ働き方をしていた男性が
急に、協力体制になれるとは思いません。
両立の苦労を知る私でも、たった3ヶ月の生活でも、そうですから(笑)
時間をかけて、その都度、「これが大変」ということを共有して
「2人で協力しよう」という意識を根付かせてください。
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家族の変化、自分自身の気づきを記してみました。
発見は、ともすれば「マイナス」なことがほとんどでしたが
だからこそ、どこを・何を大切にすればよいか、
そんなことに気づけた貴重な経験でした。
「人は、経験から成長する」のリアル版でした。