10月25日(土)、
ワーコラ5周年記念として、トークイベントを開催いたしました。

ちょうど、事務所がある和光会館では、
「シアターねこフェスタ」という文化祭が開催されていて
コラボしての開催となりました(^-^)

今回のトークテーマは
わたしたちでつくる、放課後のカタチ
~親のハタラク と 子の育ちを応援!~


でした。

・女性活躍の観点 → 「小1の壁」子どもが小学校に上がると、子どもの預かりインフラが一気になくなり、働くことに罪悪感を持つ女性が多い。離職に繋がる。

・子どもの育ちの観点 → ゲームやインターネットの誘惑、また外遊びでは
不審者や連れ去り  等、子どもの居場所が無くなってきている。
また、塾や習い事の過熱から、これらが子どもの居場所にシフトしてきている。
集団形成をしての人間的成長の機会が減っている。

・地域の観点 → 地域活動への男性の参画意識が低い。PTAや町内会など、
女性や自営の男性が多い。(会社員の男性がいない)
また、高齢化率(65歳以上)が全国8位の地域性、これまで社会を創ってきた高齢者とのかかわりがない。

そんなことを、含めながら、
これからの子どもの育ち・働き方・地域づくりへのきっかけをつくるために

5人の子どもさんの父親であり、PTA活動に長くかかわり、放課後教室も立ち上げている
中村和憲さんをお招きし、トークをいただきました。

中村さんの最初のトークは、
放課後問題に行く前の、
そもそもの、子どもの育ちのこと、大人のかかわりのこと。で広くとらえる時間でした。

・1人1人はかけがいのない存在であること。

・結婚当初は、いい夫、いい父親でありたいと精いっぱい「仕事を」頑張っていたが、
振り返ればそれは自分の物差しで考えたものだったかもしれない。

・それよりも、みんなが笑顔で輝いていられるように
家族の中でパパはママを応援する、ママはパパを応援する、
親は子どもを応援する、子どもも親を応援してくれる。
今は「言葉で対話」が必要。それらをすることで、これらは叶うというお話

親の仕事有る無し、時間が有る無しかかわらず
向き合う姿勢や、子どもの見えない能力についてお話いただきました。

私が特に印象に残ったのは、
「10歳までは必要以上の塾(学習)は要らない。
体験(遊びや家事、地域活動等)があってこその学びの意欲。
体験と学びはつながっている

ということ。


そして、私堀田とのトークセッション。


①中村さんの子どもの頃のお話。
お母さまはキャリアウーマンで、参観日なども来たことがなかったけれど
常に「問いかけ」や「対話」があった。

最初はかまってもらえない寂しさもあったけれど
母が仕事を楽しんでいること、頑張っていることが伝わってきて
応援する気持ちに変わったこと。

②ご自身がPTA活動に関わり始めたきっかけ。

③また、子どもの放課後の居場所がない、という事実を見つけて
数年かけて、学校と対話をしたこと。

そして、6年前に、中村さんやPTAのOBたちと放課後教室を立ち上げたこと。


中村さんからのメッセージは
★ 学校の役員など、自ら引き受けてほしい。自分を助けてくれる資源となり
   子どもも喜び、長い目で見て社会貢献と自己実現につながる。

★ 第3の足場を持つ。仕事だけ、家庭だけ、ではなく、自分の居場所を持つ。
  そうすることで、新しい地域資源の発見となる。

★ 子どもはそれらを見ていて、子どもも、放課後の過ごし方だけでなく
   生き方のヒントとなる。

子どもの放課後の居場所のためには
行政や会社の理解を得ることも大切ですが

まずは自らの生き方や働き方も考えなければいけないのだと
教えていただきました。

ご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!


放課後を考えるイベントは第2弾があります!

平成27年1月31日(土)。
告知はまた改めて