結婚してこの6月で13年になります。
結婚、不妊治療、妊娠出産、子育て
と
いろいろな経験を通じて、
その都度、「ギアを変える」必要性を感じました。
特に不妊治療。
結婚→子どもができる
という流れは普通、とみんな思っていると思いますが
私を含めてなかなか妊娠しない人の方が多いのが現実のような気がします。
体質的に、25歳過ぎたら、また働いていてストレスを抱えていたら
できにくいのは当然なんだそうです。
結婚してからというもの、身内だけではなく、営業先のお客さんや会社の人も
「何で子ども作らないの?」
「DINKS(ダブルインカムノーキッズ)?(古い)」
「子どもはいつ?」
「子どもを育てて1人前だ」
と言われることしょっちゅう。
不妊治療がスタートしてからはツライコトバでした。
不妊治療をしているときに言われてつらかったのは・・・
子どもがいる人に、
「子どもがいないほうがラクでいいよ~」と言われたのは
本当につらくて泣いてしまったことも。
また、
健康食品系に携わる人に
食にまつわるウンチクを言われて、「これ飲んでみたら?」
不妊治療をしている知人がいる人に
「私の友達も○年病院行って、あきらめた頃にできたよ!頑張って!」
という応援型。
実はこれが正直一番つらいのです。
人によって、原因も違います。
自身に原因があればまだラクなほうで、
相手(ダンナさん)に原因がある場合が実は結構多いのです。
男の人に原因があるケースが4~5割と、口づてに聞きます(たしかなデータはわかりませんが)。
いま、働く女性が増えて
30代40代での結婚が増えていますが
そのときには過言かもしれませんが、「妊娠しないかも」というリスクは考えたほうがいいかもしれないです。
もし病院にかかれば、治療で平日に病院へ行くことがあたりまえです。
「仕事が休めない」
「休みをもらう理由を周囲に言いにくい」
というのは、私自身も経験しました。
結局、いろいろなことを含め、私は退職の道を選びましたが
不妊治療をしながら、仕事を続けるのは、精神的につらいことがたくさんあります。
(余談:
最近大手企業では、不妊治療のための休暇を認めているところもあるようです。)
なので、途中で「カミングアウト」し、
私は不妊治療してるんよ~、と周囲に軽々しく話すようにしました。
それは、自分自身がラクになる手段でもあり、周囲にも知って欲しい、という気持ちでもありました。
とツラツラと書きましたが
不妊治療は、特別なことではなく
年を重ねれば、誰しも経験する可能性のあることだと知って欲しいです。
そういった意味合いからも、
もし、結婚や出産を、仕事等の理由から後回しにしている人がいれば
できにくくて治療を続けている人がいれば
*先々のライフキャリアプランを自身で、また夫婦や家族で何度かじっくりと考えて欲しい
*20代から定期的に、自分の体について検査などして知っておくこと(婦人科健診など)
*女性だけでなく、男性も、長時間労働や会社のストレスは不妊につながることを知って欲しい。
また、周囲の人も
子どもが授からず努力している人は大勢いることや、
「子どもがいない生き方もある」
ということを理解してほしいと思います。