「正社員募集!月給90万、ボーナス12カ月分」


もしこの条件で募集をすることができるとしたら

みなさんはどう思いますか?


もしかしたら、

「こんな良い条件で出せるなら、 

 まず採用に困ることはない」

と思う人も多いかも知れません。


確かに、この金額を見ると

相当良い条件であることは間違いありません。


ただ、この条件で募集をしようとすると

問題点が2つあります。


一つは、そもそもこんな条件を出せるのは

本当に限られた会社、または限られた職種であること。


もう一つは、応募者は必ずしも金額だけに

大きく反応するわけではないということです。

(つまり、この条件でも採用が必ずうまくいくとは

 限らないということです)


ある実験によると社員の仕事のモチベーションは

必ずしも金銭的な報酬によって上がるわけではない

という結果が出たそうです。


逆に、社員の仕事のモチベーションを上げる要因として

「非金銭的な報酬」が効果的であることがわかっています。


非金銭的な報酬とは、

「この会社で働いてきて良かった」

「この人たちと仕事ができて嬉しい」

と感じられるような企業文化や成長機会の提供などです。


これは募集の時にも同じことが言えます。


つまり、求人で給与だけをアピールしても

その効果には限界があるということです。


給与以外の、仕事のやりがいや社風などを

いかに応募者が魅力を感じて応募をしてもらえるように

アピールできているか。


これが重要です。


それをすること無しに、

「給与が低いから応募がこない」

と嘆いていてもしょうがありません。


もし、応募数が少ないようであれば、

その点をもう一度見直してみましょう。


応募数に必ず変化があるはずです。



※もう一つ、金額に反応しない理由があります。

それは「本当にその金額もらえるの?」と応募者が

考えてしまう場合です。


例えば、

「月給20~45万」と記載があったとして

「45万もらえるんだ!」と考える応募者は

ほぼ、いないでしょう。


また、特に営業職に多いですが、

月収のモデルとして

「基本給20万+歩合給35万=55万」

というのも、同様です。


これらの金額を本当はもらえる可能性が無いにも

関わらず記載しているのではあれば

それは別の意味で問題ですが、

もし本当にもらえるのであれば記載に工夫が必要です。


例えば、前者であれば募集を分けて

「月給20~25万(未経験者歓迎!)」

「月給25~30万(要経験5年以上)」

「月給30~45万(幹部候補)」

とするとかですね。


後者であれば、

なぜそれだけの歩合がもらえるのかその理由

(研修制度が充実しているから、

 商品の粗利が良いから、など)を

記載するとかです。


また、歩合額をトップクラスの社員の例を

載せるケースをよく見かけますが、

それでは今から入社しようという応募者には

現実的ではありませんし、変に期待させてしまうのは、

入社後のトラブルの原因にもなります。


そのバランスも考えて記載するようにしましょう。




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