社会心理学の用語に、
「社会的手抜き」という言葉があります。
これは、
「人間は、集団で行動するときのほうが、
個人で行動するときよりも、努力量を減らす」
という現象です。
これを具体的な例でいうと
●学校のクラスみんなでやる大掃除
●合唱コンクールでみんなで歌う歌
●運動会でのクラス対抗の綱引き
などで、
「自分ひとりくらい、手を抜いても
気づかれないから大丈夫だ」
と考えてしまうことです。
もうひとつ。
ある有名な法則に
「パーキンソンの法則」というものがあります。
その法則のうちのひとつが、
「仕事は与えられた時間を使い切るまで膨張する」
というのものです。
この2つを会社の組織に当てはめると
恐ろしいことに気がつきます。
「自分ひとりくらい、手を抜いても
気づかれないから大丈夫だ」
(「社会的手抜き」)
と、さりげなく仕事の手を抜く。
手を抜いて余裕があるのに
「仕事は与えられた時間を使い切るまで膨張する」
(「パーキンソンの法則」)
ため、なぜか時間いっぱい忙しい感じになり、
場合によっては、残業までしてしまったりする。
そして、さらにこの2つの怖いところは、
「(本人が意識せずに)無意識に行ってしまうことがある」
ということです。
もし、この状態が実際に起きているのであれば、
結論はひとつです。
「じゃ、その部署にその人数はいらないよね」です。
さて、みなさんの会社ではいかがでしょうか?
もしかしたら、
「そう言われれば、あの部署はそうかも知れない・・」
という心当たりがあるかも知れません。
それを見直す良い機会が、「社員が退職したとき」です。
当然ですが、各部署の責任者で、自分の部署が暇だとか
人数があまっていると思っている人はいません。
(もし、いたとしても絶対にそのことは口には出しません)
むしろ、いかに自分の部署が忙しくて大変かを
必死でアピールしてくる場合がほとんどでしょう。
そこで、上記のようなことを話しても、
おそらくその話し合いは永遠に平行線でしょう。
そこで、「社員の退職」のタイミングを狙うのです。
今いる社員を採用した当時は必要だった作業も、
現在は必要ないこともあるかも知れません。
人数がいるからこそ行っていた作業も、
やらなくても良いものもあるでしょう。
欠員がでたら、すぐに採用する、ではなくて
「残る人数でできないか?」
と、まずは考えてみましょう。
減らされて、初めてその人数でも
仕事が回ることに気づくこともあります。
もしかしたら、
いろいろと気づきがあるかも知れませんね。
※これを自分から意識できる部署の責任者は
なかなかいないでしょう。
なので、おそらく抵抗もそれなりにあります
(いえ、結構あります)
私も幾度となく、大変な抵抗にあいました(涙)
ただ、当たり前の話ですが、
10人でできる仕事に11人は要りません。
その余分な1人分の人件費を
ボーナスに回すことができたら、
その10人にとってもハッピーです。
ぜひ勇気をもって、言ってみましょう。
「その仕事、残った人数で出来ませんか?」
「社会保険労務士事務所ワークホリックとは?」
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