今回は、最近読んだ本の内容から、ダイバーシティについて書いてみます。
「指揮者がいなくても回る組織っていうのは、
どんな組織だと思う?」
「ヤフーとその仲間たちのすごい研修」
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2014年、前代未聞の異業種コラボレーション研修が
行われました。
大企業の幹部、リーダー候補生が混成チームを組み
美瑛町の社会課題を見つけて解決策を町長に提示する
というものです。
集まったのは、ヤフー、インテリジェンス、日本郵便
アサヒビール、電通などの社員と美瑛町役場の職員たちです。
この研修の目的は
「課題の発見と解決」「多様な人材とのコミュニケーション」
「将来のリーダーの育成」です。
その研修を、最初のキックオフミーティングから
最後のプレゼンまでの各チームの苦闘を追った内容です。
チームの崩壊危機あり、辛辣なダメ出しあり、
そして最後の感動の(?)フォナーレまでが
リアルに描かれています。
各章の終わりに、事務方のインタビューで
研修の意図や思いなどの話もあり
いろいろな視点で研修について考えさせられます。
気になった部分を具体的にあげてみます。
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●「こんな研修は日本中を探してもないよ」
●「初めに聞いた時は、なんて危険なプロジェクトだと思いましたよ(笑)
ただ、岡本太郎ではありませんが、危険な道は必ず自分が行きたい
道だろうと。リスクより面白さが勝ちましたね」
●半年の研修期間を振り返ると、価値観のすり合わせに苦労したり
チームが崩壊の危機に瀕したりと様々な事件が起きている。
同じ日本人であっても、企業のカルチャーが違うとここまで
かみ合わないのか、と痛感した参加者も多かったはずだ。
●「研修って何だろうっていうことを考えると、全体を一律に引き上げる
のではなくて、それぞれの人が一歩前進するような手助けをすること
だと思うんです」
●「本当に優れたリーダーというのは、あれかこれかなんてことは
考えずに、すべてに全力投球するんだよ。宮坂(ヤフー社長)にしても
ただでさえ忙しいのに喜々としてすべてのプロジェクトに全力で
ぶつかるからね。どちらか一方しかできないと言っているうちは
スーパーなリーダーにはなれないよ」
●「彼らの理解できない言葉は使わないというのもそうですけど
初めのうちは黙っている人がいれば会話を止めて、意識的に
意見を聞いていました。正直、時間が限られていたので
イライラもしているんですけど、それを飛ばすといいことは
何もないので…」
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最近、「ダイバーシティ」という言葉がよく聞かれます。
ダイバシティーと言うと、外国人、女性、障害者、高齢者など
についてをイメージする人が多いかも知れませんが、
実際はそれだけではありません。
広い意味では、他の会社の考え方をもっている中途社員、
まだ学生としての考え方しか持っていない新卒社員なども
含まれるのです。
そう考えると、ダイバーシティに無縁な会社はありません。
この研修の目的の1つに
「多様な人とのコミュニケーション」があげられていますが
みなさんの会社ではいかがでしょうか?
もし、充分でないと感じるのであれば
本書のような研修がその解決策の1つになるでしょう。
また、この研修を主催したヤフーの本間さんはダイバーシティに
ついて、次のように言っています。
「単に外国人を入れれば多様になるなんていうのは、
僕はちゃんちゃらおかしいと思っていて。極端な話、
自分が苦手な人、嫌いな人とコミュニケーションを取りながら
ゴールを目指せるかどうか。そういうのが真の
ダイバーシティだと思うわけ」
みなさんの会社でもしそのような悩みがあれば、
この本はその解決策の1つのヒントになるでしょう。
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