みなさんの中には

「単身赴任」されている人は

どれくらいいらっしゃるでしょうか。


それについて

賛否あると思いますが

私の周りでは割と賛成派が

多いように思います。


「独身時代に戻ったようで

 自由に楽しんでやっている」

というのがその主な意見です。


ただ、中にはもちろん

本当は家族と一緒に転勤したかったけど

どうしてもできなくて

苦渋の選択であるという人も

いるかも知れません。


また、いろいろな事情によって、

単身赴任自体も難しいという人も

いることでしょう。


では、転勤も単身赴任も

難しいという社員に

会社は転勤命令をすることが

できるのでしょうか。


それについて裁判があります。


ある出版社で編集部員として

採用された社員が

入社1年後に転勤命令を

受けました。


するとその社員は

「転勤がないと思って

 入社したのに、

 それでは話が違う」

として、裁判を起こしたのです。


それに対して会社は


●求人票には「転勤あり」

 と記載している

●実際に転勤をしている

 社員もいる


として、反論しました。


それでは、この裁判は

どうなったでしょうか?


会社が負けました。


その転勤命令は

「無効である」と

裁判で認められたのです。


なぜか?


実は、この社員には

高齢の両親がいて

世話が必要な状態でした。


それを採用面接のときに、

「前職から大幅に年収が

 下がるが、

 両親の世話をみることが

 できることが志望動機で

 ある」と伝えていたのです。


それを裁判所は

「その事情を理解して

 採用したわけであるから

 転勤がないことを

 認めたと考えることができる」

としたのです。


また、求人票に「転勤あり」と

記載があることについては

「あくまでも雇用契約を結ぶ前に

 だされた条件であり、

 この社員との雇用契約に

 明記されたものではない」

としました。


いかがでしょうか?


転勤については

基本的には

会社に裁量権があります。


転勤を命じられたら

社員は原則として

断ることはできません。


(もちろん、求人要項や

 就業規則に、明記されて

 いることが前提ですが)


ただ、最近は

社員の事情に配慮した裁判例も

多く見られるようになりました。


※ご参考

(以前のメルマガの内容です)

「転勤命令がすべて

 有効になるわけでない」

http://goo.gl/1xxoVF


そして、おそらくこの傾向は

今後はさらに強くなっていくと

考えられます。


みなさんの中には

「転勤は絶対命令」という

会社の雰囲気で

自らも転勤をしてきた人も

いるかも知れません。


そして

「社員は転勤して当たり前」

という考えの人も多いでしょう。


ただ、今後は社員の事情に合わせた

転勤を考えるべきかも知れませんね。

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※このブログはわかりやすさを最優先しています。

そのため、法律等の一部の例外については

省略している場合があります。


また、すべての会社において同じパターンが

当てはまるわけではありません。


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事前に専門家にご相談の上、

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