応募者の方から「不採用の理由を教えてください」と
聞かれた経験は、人事担当であれば1度はあるでしょう。
では、その理由を伝えたほうが良いのでしょうか?
結論からお伝えすると、どちらが良いかは場合によります。
考えるべきなのは、
「どちらが会社に対する好感度をあげることができるか」です。
そのときの対応次第で、会社に対する印象は大きく変わります。
不採用の理由を伝えたことで、
会社の印象を悪くしてしまったり、
トラブルになったりするのは絶対に避けたいですね。
例えば、良くないパターンとしては、
求人広告の文面とのズレというのがあります。
「未経験のかたも大歓迎!」としていながら
「経験が不足していたので」と伝えたり
「短時間、週1日からOK]としていながら
「出勤が可能な日数が少ないので」と伝えたりすると
印象を悪くしてしまったり、トラブルの原因になったりします。
他にも、「熱意が感じられなかった」などの漠然とした
主観的な内容もあまり良くありません。
なぜなら、不採用になったことに
納得感が得られない場合が多いからです。
面接者としては熱意を感じなかったことが事実としても、
応募者が自分は熱意を持って話したつもりと思っていたら、
「あんなに熱意をもって話したのに」ということになります。
このギャップが不満になります。
もし不採用の理由を伝えるのであれば、
相手の納得感が得られる具体的な内容にする必要があります。
応募者は不採用に不満を感じるのではなく
不採用の理由に納得がいかないときに不満を感じるのです。
不採用に納得感をもってもらえれば、不満にはなりません。
ただ、現実的には
選考には主観的な要素もどうしても入ってくるため、
もし相手の納得感を得る内容でお伝えするのが難しい場合は
不採用の理由を伝えないほうが無難です。
その場合は
「選考基準や不採用の理由はお伝えいたしておりません」
で良いでしょう。
法律的にも、伝えなければいけない訳ではないので、
特に問題はありません。
(もちろん、このまま伝えたら冷たい感じがするので、
言い方はもう少しやわらかくしたほうが良いと思いますが)
ただ、逆に不採用の理由を伝えたほうが良い場合もあります。
新卒に特に多いですが
「不採用なのは納得した。今後の参考にその理由を聞きたい」
というタイプの場合です。
このようなかたにアドバイスのように伝えるのであれば、
むしろ好感度はあがります。
(ただ、もちろん納得感のある内容で伝えることが必要です)
ネットの書き込みひとつで、会社の噂は一気に広まります。
会社としては納得がいかない内容でも、書かれてしまえば
それを否定するのに非常に手間もコストもかかります。
選考前の対応ももちろんですが、
選考後の対応にも充分に気をつけたいですね。
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