今回は、最近読んだ本の内容から、採用、人材育成について書いてみます。
「企業で働いているとやりたいことはできないのかというと
それは違うと思います」
「僕たちは『会社』でどこまでできるのか?」
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先日ご紹介した「起業家のように企業で働く」の
実践編(という位置づけ)です。
※ご参考
「起業家のように企業で働く」
「この会社では自分のやりたいことができない」
といって転職する人はたくさんいます。
では、転職先では「やりたいこと」が
できているのでしょうか?
そもそも「この会社」では
本当にできないのでしょうか?
本書は、ある証券会社の平社員である
塩見さんが、「なにもない」状態から
仲間、上司などの周りの人を巻き込み
最終的には会社にも新規事業として
認められるまでになった事業の立ち上げについて
の話です。
気になった部分を具体的にあげてみます。
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●企業は慈善事業ではないので、収益を上げない部門への
資本投下は行われません。足りないリソースは自ら
生み出すしかないのです。やがて、その取り組みが価値を
産み収益を生むようになったときに、はじめて企業の
リソースを徐々に開放してもらえます。
それまでは、自分でやりきるしかないのです。
●人は原理原則に背いた行動をとったときは必ず自分に
跳ね返ってきます。例えば、価値のないものを提供し
収益を得ていれば、短期的には収益を得ることは可能ですが
いずれは難しくなると思います。
●何かを変えようと行動し、新しいことをはじめるには、
役職というものさしは重要ではありません。
●効率化を重視した分業制の企業に勤めていると、
ビジネスの全体像が見えにくいというデメリットがあります。
サプライチェーンまでを含めた全体像が見えていないと、
いざ経営側にいっても間違った判断をしかねません。
●たとえチャレンジが失敗に終わったとしても、
チャレンジする前の自分に戻るだけのことであり
特に何かを失う訳ではない。
●「毎週」については、他の取り組みと差別化することが
目的でした。毎週このようなベンチャー支援の取り組みをしている
企業は他にはなく、せいぜい月に1回が一般的でした。
それを毎週行うことで、運営側はPDCAをより早く回すことができ
早い段階でユーザーのニーズに磨きあげていくことができます。
●もし、まったく上司が話を聞いてくれないのであれば、
上司を疑うのではなく、まずは自分のやろうとしていることや
伝え方を疑いましょう。
●私たちは、正面から経営側に意見を運び、
彼らに伝わるまで訴え続ける、彼らが認めるまでやり続ける、
彼らが振り向いていないなら更に価値を上げて再度持って行く
ということを繰り返して、あくまで経営側の一員として戦う
という姿勢が大切です。
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社員に対し、
「経営者の視点を持って行動して欲しい」
とはよく言われます。
ただ、果たしてそれを社員に期待して良いのか?
あるベンチャー企業の元経営者で、今はその会社で
取締役を勤めている人がインタビューで
こう話していました。
「自分が経営者のときは、社員に
経営者の視点を持って欲しいと思っていた。
それを繰り返し、繰り返ししつこいくらいに
社員にも話していた。
ただ、そこまでの気持ちを持っていた自分でさえ
経営者でなくなるとその視点を持つのは難しいと
感じる」
このように、経営者の経験者でさえ難しいのです。
これでは、普通の社員であればなおさらでしょう。
ただ、少ないながらもそういった視点を持った社員もいます。
(この著者の塩見さんもその一人ですね)
では、そういった人を自社で得るにはどうしたら良いか?
それは「採用する」か「自社で育てる」しかありません。
「自社で育てる」のであれば
まずはこの本を社員に読んでもらうというのが
有効な一つの方法になるでしょう。
みなさんの会社の全社員に一読をオススメします。
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