人は不安があると、やりたいと思っていることも

なかなか行動に移せなくなります。


例えば、好きな相手に告白するのも

「言ってフラれたら(嫌われたら)どうしよう」

という不安があるから、なかなかできないわけです。


逆に、

この不安がなければ(相手が自分を好きとわかっていれば)、

誰でも行動に移しやすくなります。


これは、応募者が会社を選ぶ時も同じです。


応募者が会社を選び時のポイントは

大きく分けると2つあります。


一つは、「好きか嫌いか」です。

労働条件や仕事内容、会社の魅力を考えて

「好き」と思えば応募しますし、

「嫌い」と思えば応募はしません。


もう一つは、「不安があるか無いか」です。

どんなに好きと思える会社でも

不安があるとなかなか応募することができません。


(先ほどの告白の例も「好きだけど不安」

 だから行動に移せないわけですよね)


そこで、応募時の一番最初の入口である求人広告で、

その不安を解消してあげる必要があります。


では、どのようなことに

応募者は不安を感じているのでしょうか?


具体的には、次のようなことが挙げられます。


●未経験でも大丈夫か(仕事覚えられるかな)

●人間関係はどうか(悪かったらイヤだな)

●自分はその仕事にあっているか

●仕事が大変そう

●応募して受かるか



これらの不安によって、

「応募したいけど、応募しない」という

非常に残念な(もったいない)結果になっているのです。


では、どうしたら良いか?


一つずつ具体的にお話ししていきましょう。



●未経験でも大丈夫か

これに対して「未経験者歓迎」としている会社は

多いと思いますが、それだけでは足りません。


なぜなら「歓迎」されていることはわかっても

「未経験な私がやっていけるかどうか」が

わからないからです。


そこで「それならやっていけるかも」の納得感を

応募者は欲しいわけです。


入社後に研修をしっかりと行っているとか

先輩社員をメンターにつけているとか

その具体例をあげると、

応募者は納得感を持つことができます。


また、未経験の社員が入社後どうなったか

(例えば入社3ヶ月後、半年後)体験談を

載せるのも、リアルにイメージしやすくて

良いかも知れません。



●人間関係はどうか

一番インパクトがあるのが画像です。

社員が一緒になって笑顔で写っているだけで

直感的に「仲が良さそう」と感じてもらうことができます。


社内で飲み会やイベントを開くことが多い会社であれば

そのときの画像でも良いでしょう。


あとは、実際の人間関係のエピソードを

社員の体験談として載せるのも効果的です。



●自分はその仕事にあっているか

その仕事に対して、応募者自身が

「好きかどうか」と「能力、スキルがあるかどうか」

を確認できる内容にすると良いでしょう。


なぜなら、

あっているかどうかは「好きか」「できるか」の

2点で決まることが多いからです。


(本当にあっているかどうかは、実際にやってみないと

 わからない部分も多いですが)


そのために、仕事内容や求められるスキルを

なるべく具体的に記載するようにしましょう。


また、同業他社に比べて

こだわっている部分があるのであれば

そこも詳細に記載することで

応募者はよりリアルにイメージすることができます。



●仕事が大変そう

本当に大変な部分であれば、

それはそのまま記載すべきですが

イメージで「大変そう」と思われる仕事もあります。


例えば、営業であれば

新規開拓で飛び込みやテレアポばかりしているのと

ルートセールスで既存の顧客を回るだけなのでは

その大変さは違います。


もし、実際は後者にも関わらず、

応募者は前者とイメージしているようであれば

正しくイメージしてもらう必要があります。


誤解のないように

仕事の詳細を記載するようにしましょう。



●応募して受かるか

これは、前述までの部分をしっかり記載することで

その不安はある程度、解消されると思いますし、

最終的には本人の自信の部分になるので

完全に解消することは難しいでしょう。


ただ、もし大量採用をするのであれば

それを積極的にアピールすることで

この不安を解消するという方法があります。


当たり前のことですが、

「厳選1名採用」と「50名積極採用」では

後者のほうが受かる率は上がります。


これをアピールすることで、

「私でも受かるかも」という気持ちに

なってもらうのです。



さて、各項目ついて順にお話ししてきましたが

みなさんの会社はいかがでしょうか?


「案ずるより産むが易し」という言葉もあるように、

応募して、選考まですすめば、

その不安が解消されることも多いでしょう。


ただ、「案じて」悩んでしまう人が多いからこそ

この言葉があるとも言えます。


せっかく興味をもってくれた応募者が、

まだ選考にも進んでいない応募の最初の段階で

不安を感じて応募を踏みとどまってしまわないように

その対策はしっかりとしておきたいですね。



※不安を解消するためには、

入社後の受け入れ体制づくりもあわせて必要です。


例えば「未経験者歓迎」とするのであれば、

本当に歓迎できるようにしないといけません。


単に応募の間口を広げるという意味でだけ

「未経験歓迎」としていても、

応募者本人も受け入れる現場の社員も、

お互いに負担が増えてしまうだけです。


そして、その体制づくりができていないと

そもそも求人広告に不安を解消させるだけの

ネタを記載することもできません。



採用と定着は常に一体です。

定着に良いことは採用にも良いですし、

その逆もしかりです。


一体になって取り組んでいきましょう。

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