読書シーズンに | 愛しき日々

愛しき日々

田舎暮らしも長くなりました 仕事に地元に自分の世界にいろいろやってます
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 秋彼岸。昨日は県内でも38℃を記録したところもあり、今まで経験のない9月となったが、今日からどうやら暑さは一息らしい。

 

 午前中は悪天のため中止された9月1日の町制20周年式典で行われるはずだった表彰式が行われ、経営する会社も表彰していただいた。20年のあいだ、いろんなことがあったことを思い返すと感慨深い。

 

 読書や毎朝の新聞に目を通すなど、私はこのデジタル化の世の中であえて活字を読むことは意識してしている。そんな中、私が住む町の唯一の書店が近々閉店するという報が入った。一つはネットによる本の購入が増えたこと、また一つは若者を中心に読書離れが進んでいることが背景にはあるだろう。町内には立派な図書館があるし、学校にも書架はあるだろうから大きな心配はしないが、20周年を迎えた町の今後を少し憂う。

 

 私の二人の子どもも、小中学生の頃はよく読書をしていたが、年齢を重ねるにつれ本から離れていっている。ネットの情報で時事関連は問題ないし、デジタル書籍もあるし、というのが時代の趨勢なのだろう。が、ネットの情報は何を正しさの拠り所にするのかで危うい部分がある。また、わかり合えない分断社会というのは、結局誰かのとか相手のとかの立場で物事を考えられるかという世界が平穏無事に過ごしていける能力の欠如した社会であって、読書他で広く世界を知っておくことはとても大事な事なのだよ、若者諸君、と声を大きくして言いたくなる。

 個人的には、これからどんどん頭も老いていくのでなるべく新しいことにも興味を持って、今後も読書を楽しんでいきたい、んです。もちろんネットも上手に活用していきたいですが。