食料安全保障という視点から | 愛しき日々

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 昨日、鳴り石の浜で夕日を見る会を催した。雨予報を覆し、真夏の暑さと曇りの天候で今年も雨をはねのけたのはゴッドハンドとしか言いようがない。

 日没の太陽は見ることができなかったが、日没後の焼けた空のマジックに参加メンバーもしばし見とれるしかなかった。来年はコロナ禍も忘れ去られた夏の日になればいいが。

 

 参院選が公示され、選挙モードだが参院は合区で今一つ盛り上がってない。私は役職上比例区の候補者に何とか票を上積み出来ることが投票当日までのミッションとなっている。コロナ禍以降、特に国策として何かとお世話になっているのにそういう現場がなかなかみえないもんだから関心が低いが、ホントにそんなんでいいんかい!と悲しくもなる。そんな無関心が増えれば、いつかしかるべき判断が下された時に慌てたって遅い。ハンディキャップを背負う地方に生きるのであればみんなしたたかにならなきゃいかんでしょう。

 

 選挙の演説の中で食料安保を強く主張される方があって、これはしっかり私の中で響いた。日本の食料自給率は37%。これだけでもかなりヤバイ。トウモロコシ、小麦、大豆などが海外に依存している。情けなくも豆腐という伝統食品ですら海外に頼っているのが現状だ。

 演説の中で、畜産の飼料の高騰も海外依存によるものであって自給率はわずか25%、さらには肥料はほぼ海外に依存しているという。調べると3大肥料とも言われるリン酸アンモニウムは中国90%アメリカ10%、尿素はマレーシア47%中国37%、塩化カリはカナダ59%ロシア16%ベラルーシ10%となっている。畑作は肥料の導入によって飛躍的に生産量を伸ばしたと言ってもいいので依存している国と緊張が高まると日本国内の食糧物価高騰や食糧危機に直結する。日本国民は多分こうしたことをほとんど知らない。6月に入って書いた「奪い合いの世紀」についてもっと関心そして危機感を高めていかねばならぬ。