朝の散歩。桜並木も紅葉したりこの前の雨で落葉したりして秋めく道に。
そして何より気温が「ちょうどいい」。春の秋の「ちょうどいい」日は貴重で、近年暑さがひくとすぐに寒くなるようで、大好きな秋が満喫できなくて残念である。
今日は休みで、俳句を味わい、俳句を作る日にした。
牛の眼が人を疑ふ露の中 福田甲子雄
澄める水咥へとりては羽づくろひ 後藤比奈夫
天地ふとさかしまにあり秋を病む 三橋鷹女
今の季節は仲秋から晩秋に向かっている。旬で自分にあう名句を見つけると嬉しい。また、俳句の素材を日々集めて作る時には集中して句を仕上げる。仕上げるけれど、上手くいくかどうかは作ってみないとわからない。俳句は着想に始まり、推敲に終わる、ともいうが。ピタッとくるまで試行錯誤する。その句がいいかどうかは、作って少し置いてみないとわからない。
そんなこんなで俳句を観賞し、俳句を作り続けている。よほど性に合っていたんだろう。いわゆる下手の横好きでしかないが、これからも季節の巡りを感じ、自然や人を愛しみ、生きていることを実感できたらいい。そんないい秋の一日でした。