子どもを地域全体で育てるための講座を5日間、計6回シリーズで開催します。松山アーバンデザインセンターからの依頼で、弊社がこの講座の企画・運営を行っています。子どもに関わることが少ない学生や社会人、子育て中の親などが、子どもとの関わり方、子育て支援の役割、危険の回避・トラブル対応、子どもを育む「食」についてともに学んでいきます。
11月26日(土)13:00~15:00松山アーバンデザインセンターにて第1回目の講座を開催いたしました。大学生から一般の方、子育て支援施設で働く方など、10名に参加していただきました。「子育て中の今だからこそ子育てをきちんと学びたい」と小さなお子さん連れで参加された方、「子どもはいないが自分にできることがあれば」「これから新しいことを始めるヒントをみつけたい」「いまの子育てを学び仕事に役立てたい」と、参加された理由はさまざまです。
第1回目は「いまの子育て 子どもに関わるとは」がテーマ。司会を務めたのは大学で保育を学んでいる学生2名です。「子どものころ好きだった遊び」を盛り込んだ自己紹介の後には、「なぜ少子化がすすんでいるのか」「子育てに大切なのはどんな環境か」をグループで話し合いました。
参加者の発表からは、
・孤立しやすい親子を地域全体で支える雰囲気が必要
・見守ってくれる周囲の人
・子育てをもっと楽しむことのできる社会
・子育てに関する知識、スキルアップ
・不安や情報を共有できる場所
・話しかけやすい安心・安全な空間
・いつでも駆け込める親の逃げ場が必要
・若いうちからの人生設計
・労働時間の短縮
など、さまざまな意見が挙がりました。
司会を務める学生も、「少子化の中、子育てをする親の現状」や「子育てをする親への援助」などを大学で学んでいると話しました。
講座の後半は、「子どもの発達に応じた子どもの関わり」を大学で学ぶ学生たちが、手遊び歌や絵本の読み聞かせなど、子どもとの遊びを実際にやってみせました。託児で別部屋にいた子どもたちも合流して、一緒に学び(楽しみ)ました!
講座後のアンケートからは、
・子どもたちも一緒に講座を受けることができて、子どもの反応がおもしろく、かつ勉強になった。
・学生のうちにこのような場に参加できるのは貴重で、また参加したい
・皆さんの子育てに対する様々な考えをきけてよかった
・聴くだけでなく、参加型がよかった
・今後、ひと世代上(子育ての先輩)の参加もあったらいいと思う
・歌やゲーム、遊びが進化していることを知った
・子どもが学生と触れ合うことができてよかった
・学生の意見がしっかりしたことが印象に残った
・子育てについて議論することは普段ないのでおもしろかった
・松山アーバンデザインセンター、ワークライフ・コラボの活動が詳しく知りたい
という意見をいただきました。
次回に向けて、よりよい講座にしてまいりたいと思います!
第2回目は12月10日(土)11時~、13時~の2部制です。
まだ若干の残席あります。皆さまの参加、お待ちしています。