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マクガバンレポート

「マクガバンレポート」

 02年度から社会保障費の抑制のため、診療報酬・薬価の引き下げ、介護報酬の引き下げなど行なわれてきたが、その抑制は限界になったので、最近では、消費税導入の案が検討されている。
 これらの方法もさることながら、1970年代に、アメリカが行なったマクガバンレポートのような調査・研究を行い、食生活の改善を行なことも検討すべきではないか。

 このマクガバンレポートについては山田豊文氏と葉山俊一氏が次のように紹介している。

 まず、山田豊文氏は「病気になりたくない人が読む本」の中で次のように述べている。
 1960年代のアメリカでは心臓病の死亡率が1位、がんが2位で、その医療費は1180億ドルと巨額なための財政危機を打開するために医療改革を目的に調査研究が行なわれた。その結果が1977年にマクガバンレポートとして発表された。その内容は次の通りである。
「がん、心臓病、脳卒中などアメリカで急激している病気は肉や卵、乳製品、砂糖など過剰に摂取する食事が原因になっている。」そこで、「食生活を改めることで心臓病、がん、脳卒中などの病気を予防することが可能である」。その上で、「現代の医学は薬や手術に頼りすぎ、栄養に対して盲目的であり、ここから脱却する必要があると」述べている。
 また、18~44歳の白人女性に対して、「ビタミン、ミネラルの不足が目立つ、特にカルシウムは56%、鉄分は92%、ビタミンAは65%、ビタミンCは49%不足している」と指摘している。

 葉山俊一氏は以下のブログに書いている。
 この調査の目的は膨大な医療費による米国の財政的危機を打開するために行ったもので、マクガバン委員長が「どれほど巨額の医療費を注ぎこんでも、それで、国民が少しでも健康になればいい。しかし事態は全く逆で、このまま推移すれば、アメリカの国そのものが病気のために破産してします」と力説し、7年の歳月と数千ドルの国費を使って調査を行った。
 これらの結果により、1983年に食事ガイドライン委員会では「人間の生存及び健康維持のためには40種類以上の栄養素が必要である。つまりいろいろな種類のビタミン、ミネラル、アミノ酸、必修脂肪酸などがそれである。また、エネルギー源としての炭水化物、脂肪、たんぱく質も必要である。これらの栄養素はバランスのとれた食事によってとられるものであり、そのためにはいろいろな種類の食品を食べる必要がある。」と述べている。

ミネラル不足と少年非行

 最近健康に関する興味深い本山田豊文著「病気になりたくない人がよく本」((アスコム社刊)で、「ビタミン及びミネラルの不足は少年非行に大いに関係がある」と米国カルフォルニア州立大学ショーエンセラー博士の調査を次のように紹介し、食生活の大切さを訴えている。

 ショーエンセラー博士が5つの州の少年院約276を対象に、17ヶ月に渡って、砂糖の摂取量を減らしたグループと標準食のグループのそれぞれの行動を調査した結果、砂糖を減らしたグループは標準食のグループに比べ、反社会的な行動が低下(46%減少)しました。ショーエンセラー博士がこれら少年の食事を分析した結果、最も悪質で凶暴な少年達の食事に不足しているものは、ビタミンB1,B6,ナイアシン、葉酸等のビタミンB群とカルシウム、マグネシウム、亜鉛、鉄といったミネラルであったそうです。また、砂糖を過剰に摂取すると血糖の急増を防ごうとインスリンが大量に分泌され、低血糖になって、「攻撃的になる」「イライラする」「落ち着きがなくなる」と考えられています。すなわち、砂糖の摂りすぎで、バランスのよい食事ができなくなり、ビタミンやミネラルが少年達の犯罪を重ねるような行動になったと結論づけています。
 1 980年代のアメリカでは、このような調査が20件以上行なわれ、そのすべても、「栄養が非行に影響を及ぼしているとの結論から多くの少年院では、この結果にもとづく食事プログラムを実施するようになり、「食事の改善で」で暴行や盗みといった犯罪を減らせることが明らかになったと報告されています。(p40)
 
 日本でも、1980年代に廣島福山短期大学教授鈴木雅子教授が同県内に住む中学生1027人を対象に行なった調査でも、「すぐカットなる」「根気がなく飽きっぽい」と感じる子どもほど、ビタミンやミネラルが不足しており、インスタント食品や清涼飲料を好んでいるという結果が出ています。(P52)

毎日くだもの200グラム!

 農林水産省、厚生労働省は平成17年6月に、「果物からはじめる健康生活」で望ましい食事のとり方やおおよその量をわかりやすく示すために、「食事バランスガイド」を作成さした。 この食事バランスガイドでは、毎日の食事を主食、副菜、主菜、牛乳・乳製品、果物の5つに区分している。

 その内容は次の通り。 
 1、主食は炭水化物などの供給源があるごはん、パン、麺、パスタなどを主材料とする。 
 2、副菜はビタミン、ミネラル、食物繊維などの供給源である野菜、芋、豆類(大豆をのぞく)きのこ、海藻などを主材料とする。 
 3、主菜はたんぱく質の供給源である肉、魚、卵、大豆製品などを主材料とする。

 4、牛乳・乳製品はカリシウムの供給源である。牛乳、ヨーグルト、チーズなどが含まれす。 
 5、果物はビタミンC,カリウムなどの供給源であり、りんご、みかん及びスイカ、イチゴなどの果実的な野菜である。 
 あと、お茶と水で水分を十分に取ることになっている。 

 この中の果物について、さる10月10日食事シンポジウム「果物からはじめる健康生活」が行なわれ、その内容が11月28日の朝日新聞夕刊に採録された。 これによると国が策定した食事バランスガイドで果物の1日の目標摂取量を200gと定めているが、その目的は果物には、がんや生活習慣病を予防するポリフエノールや食物繊維、ビタミンC、カリウムなどが豊富に含まれているので、これら果物を摂取するように推奨している。

 その主な果物可食部100g当りの栄養成分含有量を次のHPで公表していますので、ご覧下さい。
「http://www.kudamono200.or.jp/undou/zu/zu_01.pdf」