アレルギーでかなり弱っている私ですが・・・

昨日の事、欅の6寸平柾で腰板のご注文を頂きましたので早速乾燥原板よりご用意いたしました。

↑(山陰特有のきめ細やかな欅)

 

ご注文の木出しより玄関外部の腰板であろうと推測し枚数もそこそこありましたが共木でご用意いたしました。

↑(幅の広い原板より)

 

↑(赤身の良質な部位のみで挽出し)

 

一言に欅と言えど奥が深い物で赤く硬い材は石欅や藪欅と言われ避けられがちですが、それはそれで上手く仕上げると艶があり大黒柱などに用いれば重厚感も演出できます、因みに今回の欅はその反対で「ヌカ目」と言われる黄色味がかったきめの細かい種類で、主に建具材の様な狂いの許されない物に好まれる最上級の格付けの材にあたります。

↑(挽上がった材)

数寄屋を得意とされる棟梁のご注文でしたのでヌカ目をチョイスし長いままお届けしました、長いままにも意味があり、割付する際にこの方が全体に統一感を出せるからです。

本格的日本建築は施主の好みを知り尽くした棟梁と完成図が頭に描け、作り手の癖や拘りを見抜く材料屋の連携が大切なのです。。。

 

ではでは。。。