黒柿(塗装品)
昨日の事。。。年末なので子供を連れて、両親の家の年末王掃除を手伝ってきました。↑(床を糠拭きする息子)木材のお手入れ方法は基本的に水拭き厳禁で乾拭きですが、定期的に保湿・保油の為に、無垢の床材や柱などは日本手ぬぐいに湿らせた米ぬかを包み、レンジで温めてから木材の表面を木目に沿ってこする事により米糠の油分が表面に染み込むと同時に手垢などの皮脂汚れもからめとってくれます、よく手入れされた建物は長年その様な手入がなされて縁の床に庭の景色が映りこむ様になることが有ります。さて今回のお話。↑(黒柿ウレタン塗装1,800×40×210w 4枚セット)先日この状態の製品を市場で仕入れたものです。個人的に木材は木地仕上げの方が好きですが、手入れの難易度を考えると塗装品になるとかと思います。↑(縞杢)少しこの材のお話をしましょう。4枚共木と思われ、山陰材の特徴も有ります。↑(山陰特有の柄)写真で分かるように、山陰材特有の杢柄に加えて、緑色が少し残っています、この緑色は乾燥過程で消えてしまうことも多いうえにウレタンで塗装すると、黒い部分の濃淡がぼやけてしまうのが黒柿の難しいところです。最近ではセラミック塗装など木地の良さが残せる塗装もでてきましたね。。。ではでは。。。