栗(玄関造作材)
今年5月に製材して水中乾燥させていた栗材をお手入れしたのでそのお話。。。↑(栗4,000×75×600三方無節)水に漬けておいた効果か水分の抜け方が断然早い気がします。本来ならあと半年は漬けておいても良いのでしょうが、予約注文いただいてた柱の物件引き渡しが少し早まった様なので、干すために引き上げていれなのですが一気にやらないと水に漬けた材は重いだけに厄介で序でに挽いた式台框・玄関巾木に虹梁とポーチ柱のセットも鼻切りし干し割れ予防を施しています。本来白さが美しい栗材はアク抜きがしっかりと出来ていないと黒く変色したりしやすいので、この様に水中乾燥を施すと栗本来の良さが一層引き出せます。因みに栗とはブナ科クリ属の落葉広葉樹で日本全土に生育しています。湿気に強く高級な土台として用いられることが多いです、ただタンニンを多く含むため年数が経つと徐々に濃くなり栗色から黒褐色に変化したり、施工中も乾燥のあまい材に蚤などの金属を置くとその周辺が真っ黒になったりします。↑(栗芯去り4,000×180×180四方無節)提灯灯籠の柱を支える支柱用のご予約材で長さ2,700mmで使用されます、なのでこの二本は3m位にカットして立てかけて干そうと思います(かなり重いですが・・・)因みに栗は完全に乾かすと思いのほか軽くなります。ではでは。。。