Missing You / Dan Forgelberg (1982)

 

ダン・フォーゲルバーグを知ったのは、学生時代、同じ下宿のS君の紹介でした。

そのS君がグレイテスト・ヒッツを聴かせてくれたのがきっかけです。

S君からは、ウェストコースト系や、AOR系のアーティスト、グループ等、爽やか系を多く学びました。

この「グレイツト・ヒッツ」は・ベスト盤であると同時に新曲2曲を含む全10曲仕様で、その新曲が2曲ともシングル・カットされました。

その一曲がこの「失われた影」でした。

当時、私は初めて聴くので違和感はありませんでしたが、たぶんこれまでのダン・フォーゲルバーグ・・・「ロンガー」のような曲に親しんできたファンには、意外な新曲だったのだと覆われます。それほどまでに、この「失われた影」の彼のヴォーカルは力強いです。

想像ですが「missing you」というからには、最愛の人を失った悲しみを歌っているのだと思いますが、悲しみのどん底にいる悲痛な叫びをめそめそせずに力強く歌っているのではないでしょうか(訳でもしきりに「君が恋しい」と連呼しています)

そういった意味では、無理に力んでいるようで逆に悲しくなるかもしれません。

 

ライブでは、ほんとにこれが彼の声?って思うくらい怒鳴るような感じで歌ってますね。

 

 

シングルB面の曲は、「Hearts And Crafts」。

このグレイテスト・ヒッツには収録されませんでした。

この曲はシングルを探すしかないのかと思います。

これまでの彼のイメージどおりの曲で安心して聴くことができます。

 

 

オマケです。個人的に大好きな曲「薔薇に向かって走れ」