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 Record 1                      Record 2
1.Doctor                      1.Lorelei
2.Living Proof                2. (In All of My Dreams) You Rescue Me
3.Runaway                     3. Persephone
4.Helpless    
                              1.Time Was
1.F.U.B.B.                    2.Goodbye Baby, Hello Friend
2.The Way of the World        3.No Easy Road

 

「もう~。まいった、まいった。係長ったら退社時間間際になって、仕事よこすんだから!
 今日は久しぶりにデートだったのに、おかげで完璧に遅刻だわ。
 それに、今日にかぎって、携帯が電池切れ。彼に連絡できなくって、もう~。
 彼、怒ってるだろうな・・・。怒って帰っちゃったかな?。
 ここを曲がれば待ち合わせ場所だけど・・・」
おそる。おそる。

 

「よお」(にこにこ)
 
「ごめ~~~ん。待ったでしょ~。実は・・・・うん?なんかうれしそうだけど?どうしたの?」

 

「いや~。 Wishbone AshLive Date 2 」がCD化されることになったんだよ。」

 

「え!そうなの?」

 

「そうなんだよ、
 後の、Raw To The Bone や Twin Barrel & Burning 等の冴えないアルバムでさえCD化されていたのに、
 この Live Date 2 はまだだったんだよ。
 そりゃ、 Wishbone Ash っていえば、どうしても最初期の4枚。
 つまり Ted Turner とAndy Powell のツインリード時代に尽きるのは、承知だけど。」

 

「そうね。私もそう思ってた。Live Date は、その4人期の集大成的な作品よね。」

 

「そうなんだ。スタジオ作4作も素晴らしいアルバムだったしね。いかにもイギリスのバンドらしかった。
 それでも4作目でちょっと、アメリカに目を向けたような音になったかな。
 で、一人のギタリスト Ted Turner の脱退という危機をむかえるんだ。」

 

「うん。」

 

「Home というバンドに在籍していたこともある Laurie Wisefield を迎え、バンドは再スタートするんだけど
 顕著にアメリカ志向が強くなり、ファンからは賛否両論だったみたい。

 

 それでも、根源にあるイギリス魂の火は消えることなく、
 随所にチラっと、かつての面影をのぞかせる曲もあったんだよな~。

 

 アルバム単位だとパッとしなかったこの時期も、 アルバム中には、1・2曲いい曲があったんだ。
 それに何だかんだ、言ってもスタジオ作6作・・・と、バンド史上一番長く続いたラインナップでもあるんだ。」

 

「そうね。そのあと、今度は、Martin Turner が脱退して、John Wetton が加入したけど、1作で脱退。
 その後は、女性が加入したり、まさかの Ted, Martin, Andy, Steve のオリジナル再結成があったりと
 正に嵐の人事異動時代に突入だったわね。」

 

「そうなんだ。だから、オリジナル初期には敵わないながらも、Laurie 時代の Ash を切り捨てられないんだ。
 で話は戻るけど、この Live Date 2 は名盤とはいえなくても、第二期 Ash の集大成といえるんだ。
 選曲も各アルバムから満遍なく選曲されていて・・・

 

 ・・・Good Bye Baby, Hello FriendLaulie のリード・ヴォーカルも聴けるし
 Ted 時代の3曲は、Live Date とはダブなってなく、配慮もされている。
 Living Proof なんか絶対ライヴ・ヴァージョンの方がかっこいい!
 まあ俺的には、No Smoke Without Fire の You See Red なんかも聴きたかったな。
かつての英国の香りは希薄になってしまったけど、いいライヴだと思うぜ。」
 
「じゃあ、これでまだCD化されていないのは、Hot AshLive In Tokyo だけかしら?
どっちもライヴだけど。」」
 
「多分そうだね。まあ Hot Ash は、この Live Date 2 と、2・3曲同じライヴ・テイクだから
 ダブっていない他の曲とあわせて、デラックス・エディション仕様にでもしてくれればグッドだったな~。」

 

「欲をいえば限がないわね(笑)。ねえ、そんなことより、立ち話もなんだから
 食事でもしながら話さない?」

 

「お、そうだな。つい夢中になってしまった。よし、今日は俺のおごりだ!」

 

「え~!やった~。っじゃ、う~んと高いお店にしようかしら。」

 

「オーケー、オーケー。今日のデートは『ライヴ・デイト2』で盛り上がるぞ~!」

 

「もうすぐ春だというのに、相変わらずギャグが寒いわね。」
 

Lving Proof 偽りの証明

 

Live In Tokyo は数年後に、日本で紙ジャケCD化されました。(^^♪