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1. Victim of Changes        1. Prelude  
   生け贄              プレリュード  
2. Ripper                   2. Tyrant  
   切り裂きジャック        独裁者  
3. Dreamer Deceiver         3. Genocide  
   夢想家I             虐殺  
4. Deceiver                 4. Epitaph  
   裏切り者の歌(夢想家II)      墓碑銘(エピタフ)  
               5. Island of Domination   
                               暴虐の島  
悪魔を率いていたリーダー「サタン」は「堕天使」という説があるそうです。
「堕天使」・・・つまり、元々は天使。
天使には、白く美しい羽があったといわれています。
我々ロック・ファンの前に舞い降りたのは、果たして、天使なのか?堕天使なのか?

 

JUDAS PRIESTGlenn Tipton は、BOSTONTom Scholz に勝るとも劣らないくらい
完璧主義とのことです。

 

 

さて、様式美であります。ジャケットからして様式美であります。

 

 

曲の構成も様式美であります。
オープニングのじらしたようなイントロのフェイド・インから
「 Of Dominatio ~ n 」とリフレインしながらフェイド・アウトしていくエンディングまで、
上手に曲を配置し、実に見事なアルバムとして、成立していると思います。

 

 

A-1,2,4 B-2,3,5 といったロックナンバーの間に、スロー・タイプの曲をちりばめ、
(中には、今の彼らからは想像できないようなピアノを使った曲まであります)
低域から高域までをこなす、Rob のヴォーカルも上手に活かされ
コンセプト・アルバム的な構成で仕上がっています。
この意に応えるかのように、邦題も見事なまでに、こだわっております。(笑)

 

 

スロー・タイプの曲は、作品を重ねるごとに、徐々に減少の傾向へと
更にメロディー主体から、リフ主体へと・・・まさにメタル・ゴッドへの道のりを歩んでいきます。
ライブ「 In The East 」では、このアルバムからの曲が4曲収録されていましたネ。
次の「 Priest Live 」の頃には、初期の楽曲は姿を消し、リフ主体の曲中心となっていきました。

 

 

日本公演のライヴ・アルバム以降、顕著に進化を見せはじめ、モンスター化していったバンドという意味で・・、
さらに、キーとなった日本公演以降の作品は、押さえで持ってはいるものの、殆ど聴いていないという意味でも
私の中では、この Judas Priest と Scorpions とは、リンクしています。
JUDAS PRIEST             SCORPIONS
Roca Rola                Lonesome Crow
Sad Wings Of Destiny     Fly To The Rainbow
Sin After Sin            In Trance
Stained Class            Virgin Killer
Hell Bent For Leather    Taken By Force
Unleashed In The East    Tokyo Tapes 
ここまでが、よく聴く作品です。

 

 

個人的には、こういったリフ主体への進化はチョット寂しいのですが、
進化無くしてバンドの継続はありえないでしょうし。
事実、多くのファンを獲得し君臨していったわけですから、
ファンとしては、それを受け入れるべきなのでしょう。^^♪