このレコードは中古で買ったもので、2度目の購入です。
なぜ2度購入したのか・・・1枚目をボロボロになるまで聴いたから・・・ではありません。

 

イメージ 1

好きなアーチスト、バンドに優先順位をつけるのは苦手ですが
一般に言う「プログレ」バンドのなかでは・・・PINK FLOYD が一番好きです。
かといって、KING CRIMSON, YES が嫌いか? と言われても困るわけで
PINK FLOYD と同じくらい好きなわけで・・・♪

 

 

ANIMALS の発表が77年ということは、当時私は中学生。
友人のM君が、この ANIMALS を買い、聴かせてくれたのが、FLOYD との出会いなわけです。

 

 

気に入れば、当然、他のアルバムも聴いてみたります・・・雑誌等のレビューを読めば
常に、最高傑作として紹介されているのは、この「 狂気 Dark Side OF The Moon 」。
音質的にも優れており、音響チェックに使用されることも多々ある旨が、
オーディオ誌などでも紹介されていました。 当然、購入に至るわけでした。

 

 

心臓の鼓動から始まり、時計の音、レジスタの音、笑い声などを効果的に使い、
最後に再び鼓動音でフェイド・アウトしていくという、
1枚のアルバムをもって、1曲とみなすトータル・アルバム。
これがプログレなんだ・・・と、次第に加速度を増しながら、PINK FLOYD にはまっていくのでありました。

 

 

Time, Money といったロック・チューンは、何度聴いても、心躍るし、
Us And Them の美しさにも聴き入ってしまい、
このアルバムは本当に文句のつけどころが無い位、完成度の高いアルバムなのですが、
個人的には、次の Wish You Were Here あるいは、Meddle の方が好きで、
ターンテーブルにのせるのも、そちらの方が多かったと記憶しています。
かといって、このアルバムは消して嫌いではありません。大好きな1枚です。念のため。
東芝盤の帯
他のアルバムの話は、別の機会に譲るとして、話は変わりますが
数年後、The Wall が発表された頃には、編集盤以外の Floyd のアルバムはすべて揃っている状態で、
内容も勿論お気に入りですが、東芝時代の国内盤の帯のデザインが凄く気に入っていて・・・
「タイトルがなぐり書き風味で下方にモノクロのメンバーのフォト」で統一されていて、お気に入りでした。
そして、振り出しにもどる
学生時代のアルバイト先で、知り合った社員の方、自分よりやや若かったのですが、
妙に気が合い、その人の寮に遊びに行くこともありました。
会話の中で「 Pink Floyd 」が聴いてみたい。という話になりました。
自分の好きなバンドを「聴いてみたい」という人がいれば、
みなさん、積極的に薦めるでしょうし、もっているレコードがあれば聴かせてみたくなりますよね。
お人よしの私は、「聴いてみてごらん」と、もっている Floyd のレコードを全部貸しました。

 

 

その後、数か月が経ち、その社員の人を見かけないようになりました。
気になって、他の方に訊いてみると・・・なんと転勤になったというのです。
え・・。
貸したままのレコード全部持って引っ越してしまったのです。
親しいと思っていただけに、かなりました。ほんといそうでした♪

 

 

結局レコードは戻ってくるわけもなく、人間の Dark Side を垣間見た気がしました。

 

 

Pink Floyd のすべてのレコードを失った自分。

 

 

実は、これが、僕と Floyd のエンディングとはならず、
第2ステージの新たなスタートとなりました。つづく。