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David Coverdale の雄叫びから、興奮のるつぼへ。 ハイハットによるカウントに導かれイントロヘ
キーボードによる、今となっては誰もが知るあのフレーズが始まる。
おかずいっぱいのドラム。 そして突っ走るようにブンブン唸るベース。

 

ディープ・パープルだと思うな!
ツイン・ボーカルのEL&Pだと思えば、最高のロック・ライブ・アルバムだ!
(う~ん。フォローになっていないかな~。m(*__*)m)
何故、このアルバムを、そんなにフォローするのかというと・・・
なんといっても
初めて聴いたパープルは、このライブでした。
リッチーもいない、後任のトミーもヘロヘロのこのライブです。

 

 

それまで、キッス、エアロ等を聴いては、俺はハードロック・ファンだ!と息巻いていた頃
同級生に「新しいレコード買ったから聴きにおいでよ」と誘われ、訪問。
「 Deep Purple っていうバンドなんだ。まあ、とりあえず聴いてみてくれ」

 

 

ざわめきの中から、いきなりの雄叫び、「さあ、始めるぜ!」とでも言いたげな楽器群のあおり、
すぐさまハイハットのカウントに導かれ、あのイントロと、ソウルフルな声のヴォーカル。
妙に、この音、大人っぽい! なんか、大人のロックだ! これが第一印象の興奮でした。

 

 

Deep Purple というバンドは知ったけど、メンバーまではよく知らない状態が続きます。
この後、私はレインボーの「虹を翔ける覇者」を買いブっとぶのですが、
このレインボーのギタリスが、元パープルだったという事実を知るのは、更にもっと後でした。
ほんとに、お恥ずかしい・・・。

 

 

なにはともあれ、最初に聴いたのが、これで、よかった (自己弁護)
「Live In Japan 」「 Made In Europe 」を聴いた後だったら、さぞかし落胆したことでしょう。

 

 

さて、
Burn の後半から、少しずつギターが聴こえてくるようになり、トミーの存在がわかるようになりました。
Smoke On The Water は、Ian Gillan のときと違い、1コーラス目をDavidが、2をGlennがそれぞれ歌い、
更に3では二人が一緒に歌うという技をみせ、ボーカリストが二人いる強みをいかしたアレンジなのですが、
Glenは、Burn のときや、この曲のときの2のように一人で歌っているときは凄いボーカリストだと感じます。
が、3の二人で歌っているパートは、Davidとユニゾンでもなく、ハモっているようにも聴こえなく、
音を外している? かえって David の邪魔していないか?(笑)

 

 

Highway Star のサビ最後の「Alright Hold Tight I’m A Highway Star 」のところでも同じことを感じてしまいました。 
Glenごめんよ。決して嫌いじゃないんだ。
Voice of Rock の異名を持つ・・・Glenn Hughes のヴォーカルはリード・ヴォーカル向きなのかもしれない。

 

 

このライブを支えているのは、やはり、John とIan だな。
Guitar のパートまでフォローしなくてはいけないJohn も大変だが、
Ian のドラムが凄く強烈!
メガネをかける前は、結構イケメンだったし、もっと人気あってもいいのでは?
歳とともに、おかずが減ってきて、シンプルになってしまったのは、体力の限界か ?

 

 

紫の縁取りの中、
たちこめるスモークの向こうで、メンバーがパフォーマンスしている姿を、
スタンドに立てかけてあるギターが、こちらから冷静に見守っているような、
ジャケットもなんとなく好きでした。

 

 

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Live In California 1976
私は Tommy のギターが好きなんです。このままでは、マズイ・・・。
「 Come Taste Band は、今までのPurple と別のバンドだと
思って聴けば傑作である。」みたいな評価を良くされています。
Deep Purple の名を掲げた以上 Ritchie と比較されるのは仕方ないか。
Purple というバンドに向いていたか、そうでないかは、意見の分かれるところだと思いますが、
絶好調期の彼のギターを聴けば、やはり凄いギタリストだと思います。
Purple時代の絶好調パフォーマンスは、長い間ブートレッグでしか聴くことができませんでしたが、California でのライブが公式に発売され、Tommyはようやく名誉挽回できたのではないでしょうか! よかった~。
そして、公式盤が発売されたおかげで、定番のブートを格安で入手することができました。

 

 

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RAISES OVER JAPAN
1.Smoke In The Water
2.You Keep On Movin'
3.Burn
4.Love Child
5.Highway Star
曲順はメチャクチャで
Tommy も本調子ではないが
4期 Purple が観れる、大変貴重な映像。
音源の完全版があるってことは、映像も残っているのかも。
曲順を直して、完全版のDVD化を期待したいが、どうだろう?