一昨年、小舎近くのエゴノキを伐採しました。
大きく育って、枝葉が小舎に引き込む電線に架かるようになってきて危険なので伐採しました。
その木の切り株から育ってきた何本かのヒコバエを剪定しました。
その剪定した切り口からオレンジ色のゼリーのような物質が湧き出てきました。
自然界では時々見ることがありますが、身近で突然視界に入ってくると、
「何だ、これ?」、ってなってしまいます。
伐採されたエゴノキの怨念が形を変えて出てきた??
調べてみると
「樹液酵母」でした。
糖分の多いカエデやミズナラなどの広葉樹の切り株から流れ出た樹液に、
天然の酵母が付着して発酵し、
そこに赤カビがついて繁殖し,
コロニーを形成したものなのだそうです。
酵母が発酵したものなので、天然のお酒にもなるし、赤カビに毒性がなければ食用にすることもできるとか。
樹液酵母は、パンやビールなどにも使われることもあるそうです。
でもちょっとグロテスクですよね。
でも、怖い物見たさで、ちょっと味わってみたいカモ。
本体の切り株からはこの「樹液酵母」は出ていなかったように思います。
撮影:Apr.2, 2023