木の香り
クリスマスツリーと言えば、モミやトウヒやマツですね。今の季節、ちょっと標高の高い地域に雪を被って生育している針葉樹を連想したりしています。
ところで、ホームセンターなどで建材として売っているとてもポピュラーで安い「SPF材」、
これは主に北米産の針葉樹の
スプルース(Spruce/トウヒ)、パイン(Pine/松)、ファー(Fir/もみの木)のことです。
このそれぞれの頭文字を取って「SPF材」と呼ばれているのだそうです。
これらのSPF材を使ってクリスマスツリーを制作してみました。
最低限の塗装を施し、華やかさのかけらもない無骨なツリーですが、心の安らぎを感じます。
木工旋盤で挽いて作るのですが、挽いている途中で木の組織が破壊されて発生する香りに微妙な違いを感じます。
作業小屋に満ちてくる木の香りは深い森の息吹にも似ているように感じます。
テーブルの上の針葉樹の森
台の部分に樹皮がついていない小さいサイズのツリーがSPF材で作られています。