前に見た時は気づかなかったのに、
今見て初めて気づいた!
っていうことありません?(笑)
ありますよねー。
木彫りでもよくあるんですよ(*^。^*)
こんにちは(*^_^*)
犬の毛並みを木彫りで表現していく。木彫家の大二郎です。
愛犬くんを彫らせて頂いているわけですが、
ここはもうだいたい良い感じになったなと思ってた愛犬くんの頬。
毛並みも細かく入れたし、こんなもんだね!
って思ってたんですけど、
改めてお客様から頂いた画像と目の前の木彫り作品を比べてみると・・・
「ありゃ?なんか違う(^-^;」
何が違うかって言うと毛並みの立体感!
写真に写ってる愛犬くんはもっとふわっとした毛並みもあるのに
木彫り作品として彫ってる愛犬くんにはそれがない。
ペタッと顔の表面に張り付いたような毛並みになってるじゃないですか(*^。^*)
「木彫りだからこんなもんだよね。」
って言ってしまえばそれまで。
でもね、たぶん気になったっていう事は何か出来るっていう事だと思うので
早速ホリホリし始めました(*^_^*)
よく見ると彫った木が目の辺りに溜まってた(笑)
犬の毛並みって三角刀で線を入れていけばそれなりに毛並みに見えるんですけど、
それだけだと「木で犬を彫りました」って感じが出ちゃう。
まぁ木で犬を彫ってるので木で犬を彫りましたっていう感じが出ても良いんですけど、
個人的にはその上を行きたいわけです(笑)
職人としてのこだわりって言えばカッコよくも聞こえますけど、
たぶんただの自己満足です(笑)
毛並みで言うと耳の付け根あたりの毛並みも気になっててね(^-^;
木彫りだからどうしても表面的にペタッと張り付いたような毛並みになりやすいんですけど、
なんとかしてちょっとでも立体的に出来ないかと試行錯誤。
こんなことしてるからお客様にめちゃくちゃお待たせしてしまってるわけで、
本当に申し訳ないです(>_<)
そんなオーダー頂いて制作中の愛犬くんはまだ完成してないわけですが、
「これは待った甲斐があると思うよ!」って嫁さんが言ってくれているので、
お客様もきっと完成作品を手にしたときにはそんな風に感じて頂けると信じて、
もう少しだけ彫らせて頂こうと思ってます(*^_^*)
そんな感じで彫り進めてると、
日に日にこの子は生きてるんじゃないかって思えてくるんですよ。
もちろん動きはしませんが(笑)
それでもふと目にした瞬間は木彫りだという事を忘れてしまうくらい。
木彫りって本当に不思議な力があるなぁって思う。
思いを込めて丁寧に彫る。
もちろんそのためには基礎的な技術も必要になってくるとは思うんですけど、
やっぱり木彫りは面白いです^m^