お疲れさまですWOOD赤松です。
昨日倉庫を少し・・・・ほんの少し掃除を
以前扱っていたサーモウッド処理材 サザンイエローパイン の角材のサンプル
再開したいなぁ・・・・と思うこの頃です。
当社でも人気のあったサーモウッド処理材でしたが、数年前に製造を委託していた工場が規模縮小により対応できなくなりその後フローリング含め入荷が無くなっております。
野外で木材を使用するとき、ハードウッド系の耐水性のある材(ウッドデッキに使われている材)か薬剤を注入した材が主流で前者は固く重く高価で加工性も悪くですべての材に使えない、後者は薬剤を注入しているため健康面で?。
一般的な材は耐久性に問題あり・・・・・
そこで、パイン材などでも防腐性・耐水性に優れた材にするために開発されたエコ材がサーモウッドです。
この技術を床材に応用することで、木材のデメリットである反り、曲がり、伸縮性を格段によくすることもできます。また圧倒的な寸法安定により床材などでは床暖房などの各条件でも仕様可能となります。幅広材も可能
サーモウッド処理材とは?
サーモウッドは商標登録されているので、サーモウッド処理材と呼んで良いか微妙です。当社でもサーモ材と記載しております。サーモウッドは、フィンランドサーモウッド協会により商標登録されています。
サーモウッド:
フィンランドで生まれた、「熱」と「水」だけを使用する高熱乾燥処理技術。木材の寸法安定性・耐久性を高めながら同時に、環境にも人にも優しい革新的な技術です。
高熱乾燥処理技術(サーモウッド処理)で製造された材は含水率を下げ安定させることで、収縮・膨張が起きにくくなります。結果寸法安定性が非常時高くりなります。
簡単に言うと炭を作る工程と似ていて、途中でやめたような感じの材です。180度から240度の水蒸気を真空窯にて乾燥させる技術です。木材内部構造が変化、熱伝導率低下、また木材内部の空洞が広がりと密閉性の為、断熱性・保温性が高くなり、省エネにもなります。
サーモウッド処理を施す特殊窯
これらの技術特許を利用して各国の木材の製造工場でも外壁・床材など製造しています。
サーモウッド処理を施した材で作った椅子。
アウトドアにぴったりですね!!
当社でもウッドデッキ材・角柱・無垢フローリングと取り扱っておりました。
(輸入を再開しようと各工場を見学しましたが、価格面で折り合いのつく工場が無く仕入れを延期しております)
サーモ処理材 サザンイエローパイン デッキ材
サーモウッド処理は屋内、野外での利用で処理温度を変えています。野外仕様ではより高温で処理されます。
無垢フローリング サーモメープル OPC 120mm幅 自然オイル塗装
無垢フローリング サーモオーク 120mm幅 自然オイル塗装
無垢フローリング サーモバーチ 90mm幅 UNI UV塗装
などなど・・・・・以前は床材も3種取り扱っておりましたが、今はアウトレット品としてサーモオーク UV塗装4箱のみとなっております。
一見万能のように思えますが、デメリットもゼロではございません。
- 価格が高い
- 同一材と比較して固くなる
- 同一材と比較して捻じれ、曲がりが少なくなる。構造材には使えない・・・・
- 香りに好き嫌いがある(独特の木の香ばしい香りが強くなる)