ある37歳の女性は、出産した後から静脈瘤ができ始めた。
静脈瘤の治療として弾性ストッキングをはいたり、体操やマッサージなどを
行ったりしていたが、思うように効果が現れなかったので、
アロマセラピーで静脈瘤の治療をしているクリニックに行った。
初診時は、血管の瘤が浮き上がってところどころ血腫
(出血して血液が一箇所に大量に固まって盛り上がること)もできていた。
処方は、サイプレス、ジュニパー、レモンをホホバオイルで希釈し
1日5回患部に塗って様子をみた。
アロマセラピーを始めて1週間後には、足のだるいむくみと重だるい感じがとれ、
3か月くらいたった頃には、みみず腫れのように浮かび上がっていた静脈瘤も目立たなくなった。
途中休止することもあったが、アロマセラピーの治療を2年ほど続けたところ
現在では、外見上も静脈瘤は消え、だるさなども完全に消えた。
サイプレスは、水分の調節作用があり、収斂効果も高い。
セドロールという成分が、静脈を強壮、リンパ系を強壮、
あと強力な鎮咳効果がある。
ジュニパーもむくみ除去では有名な精油。
レモンはビタミンPが含まれるため、筋肉繊維の血管収縮した後、
拡張運動を促進させるので、血行をよくする。
レモンを5分間吸入した後、毛細血管が拡張され、体温が高くなるという臨床もある。
私もサイプレス&レモンの組合せが大好き。
家でもサイプレスとラベンダーがよく活躍している。