関西医科大学で行われた分子整合医学のセミナーに行ってきた。
新宿溝口クリニックの溝口先生は
血液検査を見ると、その人が何の栄養が足りていないのか一目瞭然だそう。
血液検査で正常数値内だと何も問題がない A と言われて終わりなのが一般的。
正常数値というのは、あくまでも臓器に異常をきたさない数値の範囲であり、
よくみると足りていない栄養をがすぐわかるという。
今回はこの見方を教えてもらえなかったが、
一緒に行った人と、何とかしてこの血液検査方法を知ろうとしている。
尿素窒素は一般的に腎臓の働きをみるが、
先生は、たんぱく質の代謝 をみるという。
正常値でも低めだと、たんぱく質代謝が低いので様々な支障をきたす。
たんぱく質は尿と胆汁以外の元ととなる。
例えばうつの人もたんぱく質が少なかったり、たんぱく質代謝が低くなっていて
神経伝達物質をうまく脳内で作れなくなっていることもある。
前に精神的な病気と栄養素の不足についてブログに載せたことがあったが
同じ内容も話されていた。
ある人の血液検査を溝口先生がみると、亜鉛、たんぱく質や
鉄分不足に、交感神経の激しい緊張状態である、
と診断をされる。
こういった内容の話を聴きに来た医師は17人。
医師以外の医療従事者や一般の人は、110人くらいいた。
栄養となると興味がなく、治療と結びつく考えがない医師が多いという。
むしろ一般の人のほうが先入観なく、受け入れやすいという。
オステオパシーの先生も同じことを言っていた。
なぜビタミン・ミネラルが必要になってくるか、なぜ足りないといろいろな病気を起こすか、
改めてアップしたいと思う。
SPA2006年の特集で、引きこもりの人の部屋に行くと必ず共通している物がある、という記事があった。
それは、ペットボトル、カップラーメン、ポテトチップス、多くの薬だった。
そしてこれは何か栄養と関係があると思った編集者が
溝口先生に取材を申し込んできたという。
具体的に加えると、炭酸飲料水と冷たい物(飲み物、アイスクリーム)、
スナック菓子に甘い物などがあったのではないかと思う。
もうひとつ、マクロビを長く続けている人(日本人)の血液検査のデータはひどいものだったらしい。
(一見正常にみえるが、溝口先生からみると欠乏しているものが多いか、欠乏している栄養素があまりにもひどかったか)
偏らず、旬のものを食べ、また栄養からも治療が可能だということも覚えていてもらいたい。