魚の油に多く含まれるEPA,月見草油に多く含まれるγーリノレン酸。
この油は、ホルモン様作用をする 《プロスタグランジン》 の前駆体となる。
プロスタグランジン (PG)の働きは多く、身体と深い関わりを持つ(PGの総合効果)。
血小板凝集抑制、血管拡張、コレステロール代謝促進、
平滑筋(内臓や血管などの筋肉)の収縮や弛緩
免疫のNK細胞活性、胃酸分泌抑制、ホルモン分泌正常化、
腸の蠕動運動亢進、気道平滑筋弛緩、皮膚細胞機能の活性化、
アルコール代謝の改善、脂肪代謝の改善、尿中Ca排泄抑制など。
よって動脈硬化、糖尿病、心臓発作、血栓、関節炎、生理痛、アレルギー、
喘息、偏頭痛、不妊、緑内障、 がん にも関係しているといわれる。
PGのいくつかは、化学合成され分娩促進、血液凝固防止の薬
プロスタサイクロンなどの医薬品に使われている。
これら2つの油のようによい油は、必須脂肪酸なので必要な油。
(さらには必須脂肪酸のバランスが必要だとも言うが・・)
油は抜いたほうがいいと言われるが、何の油でも抜けばいいというわけではない。
またよい油をとらずにいると、便秘になりやすい。
漢方でも潤腸油といって、杏仁・麻子仁などは便の動きを潤滑にさせるものである。
魚介類、亜麻仁、大豆油、菜種油、クルミ、高リノール紅花油、高リノールひまわり油などが
必須脂肪酸を多く含む。
よくいわれる青魚だけでなく、鮭にもEPA,DHAは多い
炎症を抑える薬のうち非ステロイド系抗炎剤は、PGの働きを抑える。
マッサージする時は、月見草オイルも混ぜて使い、
脳の働きもよくしてくれる魚を1日1回は食べるようにしたい。
と思っているが、なかなか食べることができないので、サプリメントをとるようにしている。