今日は、エアコンの配管について簡単なウンチクも交えてお話します。
エアコンの配管の中に何が通っているかご存知ですか?
配管むき出しの状態だと、ひとまとめで白いテープでぐるぐる巻きにされているアレです。
中には
・冷媒が通る配管(太)
・冷媒が通る配管(細)
・ドレンホース
・内外接続電線
この4つのラインが通っています。
冷媒が通る配管は銅管でできていて細い方の配管は室外機から室内に向かって冷媒が液体の状態で入って行きます。
太い方は気体になった冷媒が室外機に戻って行く配管です。
ドレンホースは室内機の結露水を排出する配管です。上り勾配をつけてしまうと管内に水が溜まり水漏れの原因となるのでスムーズに水が流れるよう配慮する必要があります。
内外接続電線とは室外機への電源供給と室内の操作信号を送る為のものです。
ちょっと分かり辛いかも知れませんが上の画像が配管化粧カバーの上蓋を外した状態です。この配管カバーの中にすべて収まるので配管の取り回しが悪くても全部隠れて分からなくなってしまいます。
(見た目が美しい)
配管カバーは任意の長さに切る事ができます。また画像には写ってませんが90度に曲げたり2本を繋いだりする部材もあるので自由なレイアウトができます。
室外機をクーラーキャッチャーに設置し配管を接続箇所にもってきた状態がこれです。↓
3極ありますが3色所定の箇所に差し込むだけなので間違う人はいないでしょう。尚、本体側も同じ要領で接続しています。
ここで、このような電気工事をするのには電気工事士の資格が必要なのではないかという疑問が起きます。
ちょっと調べてみたところ、それを業として行わない限りは問題ないようです。
まあ、だいたいDIYをやろうとする方は結果は自己責任という覚悟で取り組んでおられると思いますが、、、
最後に配管2本を室外機に接続します。画像はありませんが太さもネジの大きさも違うので間違って接続する事はないでしょう。
注意する事はネジ締めは緩すぎても締め過ぎてもダメという事。
ネジは真鍮(黄銅)で出来ているので締めすぎると破損します。その為に所定の力で締めることができるトルクレンチという工具を使用します。
今回はレンタル工具の中に含まれているものを使いました。
さあ!これで出来上がり
と言いたいところですが、最後に最も大事な作業が残っています。
それは、また次回に!