昨日、兄弟の通う小学校の運動会でした。
事前にそれぞれの担任と
兄弟たちが運動会に参加しやすいよう
競技の内容や順番など
保健室登校したときに打ち合わせしていました
もちろん、参加しない可能性も
用意されていることも兄弟たちに伝えてくれています。
弟は、100メートル走や玉入れには積極的に
「出る!!」
と即決でしたが、
兄は
「えーー、えーーー…どうしよう…」
と消極的でした。
学校と距離を取って1年弱経っているので
クラスメイトの中に自然に入れない
という気持ちがあるように見えました。
そして、父から
「100メートル走くらいは出てくれよ」
と言われていたので
できれば出たくない気持ち
VS
父からのプレッシャー
で揺らいでいました。
ここでいつもの私なら
さり気なく兄の気持ちを聞いて
出たくないならそのように先生に伝えるし
一種目くらいなら出れると言うなら
そのように先生に伝えるし私も付き添うし…
と、私から選択肢を揃えて提案し、
兄に心の負担をかけないように
私が先回り&根回しをしてしまうところですが
それでは
兄が自分で考えて決断する機会を
奪ってしまう
と思ったので
兄が「ねぇ母ちゃん、俺どうすればいい?」
と聞いてくると、
「兄はどうしたい?
兄の運動会だから自分で考えてみな?」
と私からは何も提案しないことにしました。
兄は「えーーーー???」
と更に困った様子でしたが
なんだかその顔が妙に可愛かったので
100メートル走なんて20秒もかからないじゃん
不安になっても死ぬわけじゃないんだから
と笑い飛ばしてやると
「え?そうかな?そうなの?」
と、ちょっと表情が軽くなってました
そして本番当日、
兄は”100メートル走だけ参加する”
と自分で心を決めました。
兄弟は自分たちの出番が来るまで
保健室から運動会の様子を見たり、
保健室登校している他の子と
カードゲームをしたりして
過ごしていました。
100メートル走も玉入れも、無事に参加
帰る頃にはニコニコになっていました
兄は何度も
「俺、今日頑張ったよね」
と尻尾を振ったワンコのようにじゃれて来たので
「うんうんよく頑張ったよえらかったよ」
とムツゴロウさんのように
ヨーシヨシして上げました
自分で決めて達成できると嬉しいね
あたり前のことかもしれないけど
当たり前と思うと
”できて当然”
”次はもっと頑張って”
と言ってしまいがちなので
こういう細かな成長に気づける母でいたいな
忘れないでいたいな、と思いました