リチャード•ニクソン大統領図書館① | ののののブログ

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LAに住む引きこもり。猫より猫らしく暮らしてます。。時々、日本に帰ったら走り回ります。


LA引きこもりの今回のお散歩は、リチャード•ニクソン大統領図書館に行ってみましたよ。。





引きこもりと言っても私はただの引きこもりではない。エキサイティングな引きこもりなので、全く気乗りしない旦那ちゃまを引き連れて、教育しに行きました。。


またしても私の周りでは誰も行った人がいないマニアックな観光地かもしれません。。


さてさて、簡単にニクソン大統領の概要から。。


アメリカ大統領の中で、評価ランキングで最下位に選ばれることが多いニクソン大統領!近年では、ちょっと見直しされてきた!なんてことも聞きますが、ぜひ、其々自分の物差しで考えていただきたいです。


ニクソン大統領といえば、金とドルの交換停止と中国との外交とした「ニクソン・ショック」や「ウォーターゲート事件」が有名です。


この時代は、ベトナム戦争がキーワードとなります。共産主義(中国・ソ連中心)と資本主義(アメリカ中心)が、対立するいわゆる「代理戦争」でした。



しかし、北ベトナムは抵抗を続け、アメリカは、枯葉剤を撒いたり被人道的なことも、資金も軍隊も疲弊していました。



ニクソンは、「大統領になったらベトナム戦争から名誉ある撤退を行う!」と法と秩序の回復を公約し、第37代合衆国大統領となります。




敵視していた共産主義への態度を軟化させることによりベトナム戦争を収束させようとしたのです。




それはソ連の牽制にもつながります。こうやって東西が対立してた「冷戦」の緊張は緩みました。



しかし、ベトナム戦争での影響は甚大なものでした。


経済的、軍事的な存在感が弱まったことが、「ニクソン・ショック」の引き金になったと考えられています。


次の策をニクソンは打ち出しました。


それは、ドルと金の交換停止です。

それまで、ドルが中心となって各国が貿易を行っておりました。ドルを豊富に持ち始めたヨーロッパや日本は盛んに金と交換してするように要求したため、アメリカの金の保有量が減ったので、金は上がり続け、ドルが下り続けました。ドルを守るために考えられた「ドル防衛策」です。


一方的にルールを変えてしまうアメリカのおそろしいところですね。。また、ベトナム戦争で、アメリカは失敗した歴史はありますので、日本は戦争が起こったら、アメリカが守ってくれるはずだ!と言われる方もいますが、貴方がアメリカ人だったらどうするかを、立場を変えて考えてください。。


話は変わり、ウォーターゲート事件は、ニクソンが大統領再選目指した時、盗聴器をしかけていて相手を探ろうとしたスキャンダルです。



再選後、自分の関与を認めないで、証拠を隠滅、事件を調べる特別検査官を辞めさせるなど、浅ましい振る舞いで、弾劾裁判をされてしまいますが、最中、疑いをはっきりさせないままニクソンは辞めてしまったので、弾劾裁判にはなりませんでした。これはアメリカで初めて任期中にリーダーが辞めた「ウォーターゲート事件」と言われることになります。





次回は、ニクソン大統領図書館の館内ご画像多めでご紹介致します。。つづく↓

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