自分の店の名前【WONNDER3】は以前も書いたけど
手塚治虫のあの宇宙人3人組からとりました。
たまに取引先のひとと会って、店名言うと「あ、あのマンガの?」
と言ってくれる方がいて、うれしいです。
ところでその数字の3についてなんですが、 なぜか子どものころからこの数字が大好きでした。
徒競走(っていまいうのかな?)つまり運動会なんかのかけっこでも
3着にはいるのが大好きでした。
おやじはミスター№3長嶋ファンですが
ぼくはミスタータイガース3番打者掛布の大ファンでした。
でそんな個人的な大好きナンバーの3ですが実はこの店名にしたのは
今から15年くらいまえ、高橋源一郎のエッセイで小説家は3人の読者を
想定しながらかくといいんじゃないの?というのを読んだのが始まりでした。
例えばひとりめの読者はもちろん書いてる本人が読んでる。
ふたりめはそうだな大好きなあの子に読んで欲しいな。
そしてこの二人だけでもいいのかもしれないけれど、 もうひとり、
実はこのもうひとりのことを想定して三人て単位が 小説の読者、
ひいては“社会”で生きるってことじゃないかな? って書いてありました。
(あるいはぼくが勝手にそう受取りました。)
十九世紀の小説家なら三人目は神様かも。
サリンジャーなら「フラニーとゾーイー」の“ふとっちょのおばさん”かも
そして村上春樹は柴田元幸との対談でこんなことを言ってます。
「僕はいつも、小説ってのは三者協議じゃなくちゃいけないと言ってるんですよ」「僕という書き手がいて、読者がいますね。でもそのふたりだけじゃ、小説というのは成立しないんですよ。そこにうなぎが必要なんですよ。うなぎ的なるもの。」「~だから僕は、自分と読者との関係にうまくうなぎを呼びこんできて、僕とうなぎと読者で、三人で膝を突き合わせて、いろいろと話し合うわけです。」
おお!春樹さんはうなぎかあ・・。
この話は「柴田元幸と9人の作家たち」に載ってました。興味のあるかたはどうぞ。
で自分がなんかやるときもこの三人目のこと考えてやれたらなあ、なんて思ってたのでした。
しかし3はおもしろいですね。ことわざとか三原色とかユナイテッドアローズとか、
まあ相変わらず話の収集がつかなくなってきたのでこのへんで。
古本屋【WONNDER3】onlineshop http://wonder3.shop-pro.jp/