社名をメタ(Meta)に変えたフェイスブック(Facebook)が仮想世界で感覚を感じられるハプティックグローブの試製品を公開した中、米国のスタートアップ企業ハプティクス(HaptX)が自社の特許技術と同じだと声明を発表した。

11月16日、IT専門メディアのテククランチによると、メタリアリティラプス(Reality Labs)は仮想空間で触覚を感知する手袋試作品を披露した。

この触覚手袋は、15個のエアポケットのように収縮と膨張を繰り返すプラスチックパッドで作られた。 VR・AR世界に入る際、このパッドが膨らんだり縮んだりを繰り返して手に触覚を伝える。

リアリティラプスのアンデュール・ドクソン・ソフトウェア・エンジニアは、「多様な触感体験を支援するソフトウェアを構築することが大きな課題の一つだ」と説明した。リアリティラプスメタの仮想現実(VR)・拡張現実(AR)事業を担当する部署で、2014年から製品関連の技術開発に乗り出している。

一方、ハプティックグローブの試作品の公開後、ハプティクスメタの試製品に使われた技術が自社の特許技術と実質的に同じだと声明を発表した。

テククランチによると、ハプティクスのCEOジェイク・ルビンはこれまでメタのエンジニア、研究員、役員たちに彼らの技術を公開してきたと主張した。しかし、彼はメタの今回の試作品については受け取ったことがなく、試作品の公開以後見てみると、メタが使った技術が自社の特許技術と実質的に同じだと伝えた。

ルビンCEOは、同社の革新的な技術を将来の消費者製品に活用する上でメタと公正な方向で合意できることを期待すると付け加えた。

テクランチによると、ハプティクスメタの両方がマイクロ流体フィードバックという技術を共通に使用している。この技術は、携帯電話やゲームコントローラーが、小さいモーターを使って、うなり声などをシミュレートして触覚機能を発動させる。

 

特許法人元全(WONJON)