子どものいじめ問題は、永遠に無くならないと思っています。
テレビのバラエティ番組で、芸能人が落とし穴に落とされたり、嫌がっているのに罰ゲーム。
その様子を見て大人が笑い、それを真似して子どもは同じことを気の弱そうな相手にやってみる。
子どもは大人の影響を受けて育ち、大人の真似をします。
右左も分からない子どもは、大人がやっているんだからと勘違いしたりと、子どもの見本にならなければならない大人が、子どもの反面教師になってしまっています。
ましてや、本来いじめを注意するべき立場にある学校の先生も、いじめを隠ぺいしたり、見て見ぬ振りをし、責任逃れをしていたりと…
教育者も反面教師で、本当に残念です。
いじめられている被害者本人が周囲に報告し、学校側がすぐに対応してくれれば、探偵の出番はなくなりますが、私たち探偵が存在するのはそういったことがなされていないから。
そもそも被害者の子どものほとんどは、親や先生など、身近な周囲には相談出来ず、いじめられている事実を隠そうとします。
なぜなら、親に迷惑をかけたくない、心配させたくないなど、子どもならではの様々な理由があるからです。
しかし、いじめられている兆候を示すかのように、何かしらのSOSのサインは知らずと出しています。
それらの警告に学校の先生がすぐに気づいて、学校側がすぐに対処してくれれば問題は無いのですが、学校側は証拠がないといじめを認めず、証拠がなければ学校側と話し合いすらまともに出来ないのも現実問題です。
組織ぐるみでいじめを隠ぺいする悪どい体質がまかり通っています。
テレビなどの報道で表面化しているいじめは、ほんの氷山の一角であり、見逃されているいじめは山程あります。
その山積みのいじめ問題の解決に貢献していかなければならない、それが探偵の役目であると自負しております。