痛みを改善するために運動をしなさいと言われて、実際にやったら余計に痛くなったんですけど… | ゼロ化整体 代表セラピスト 鮎川史園 ヒト本来の力を取り戻すブログ

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筋肉が自らやわらかくなり、痛みがす〜っととれる「ゼロ化整体(ミオンパシー)」という技術を開発改良しながら、ヒト本来の力を取り戻す方法を広めている「鮎川史園(あゆかわしおん)」のブログです。日々の出来事からセルフ整体のやり方などをご紹介しています!

こんばんは!
 
新しい年を迎えてから、あっという間に1ヶ月ですね…。
 
本当に、あっという間すぎて、びっくりです…。w
 
 
さて、サロンにお越しくださったから質問がありました。
 
「腰痛を改善するために病院で背筋運動をしなさいって言われたんですよ。
 
そもそも、背筋運動はもともとやっていましたし、背筋運動をすること自体が
 
痛かったんですけど、あなたの場合は背筋が足りないから背筋を運動をしなさいって…。
 
他にも腰痛運動をしなさいとも言われたのですが、私ってそんなに筋力が足りないんですか?」
 
普段から、体を動かしたり、運動をされている方からしたら、このようなことを言われてしまったら混乱しますよね。
 
いぎあ☆すてーしょんはオープンしてから20年以上経っていますが、その間にお越しくださった方で筋力が低下したことによって痛みが生じていた人は一人もいませんでした。
 
そもそも、筋力が低下したことによって、痛みが生じるというメカニズムはどこにもありません。
 
よく、「筋力のバランスが崩れて…」という説明があるのですが、そもそもバランスよく筋力が付いている人はいません。
 
例えば右手の握力と左手の握力は全く同じでしょうか?
 
おそらく違う人が多いのではないでしょうか。
 
腹筋と背筋のバランスがいい人もどれくらいいるでしょうか。
 
ほとんどいないと思います。
 
なぜなら、別にバランスが崩れていても特に問題ないからです。
 
筋力の差でバランスが崩れているという考え方は、そもそも筋肉が絶えず100%力を発揮していることが前提になります。
 
ところが、筋肉は絶えず100%の力を発揮しているわけではありません。
 
りんごを握り潰せる人でも生卵を潰さずに握ることはできますよね?
 
それは、力を抜くことができるからです。
 
そう、筋肉は絶えず100%力を発揮しているわけではなく、必要な時に必要な分だけ力を発揮することができるわけです。
 
つまり腹筋と背筋も、それぞれの筋力の最大値は違っていても、その範囲の中でバランスを取ればいいのです。
 
例えば、腹筋は120という力を発揮することができるとします。
 
背筋は80だったとしましょう。
 
まっすぐ立ちたいのであれば、80以下の力でバランスを取ればいいのです。
 
ちなみに、背筋が足りないから前傾姿勢になるという考え方ですが、普通に考えると直立で立っている状態よりも前傾姿勢の方が筋力いりますから!
 
イメージ湧きにくい人は、運動会でよくやる競技の一つ、「玉入れ」のカゴをイメージしたら分かりやすいのではないでしょうか。棒の先にカゴが付いているやつです。
棒を直立の状態で維持するのと、斜めにして維持するのとではどちらの方が楽ですか?
 
まっすぐ立てている方が楽ですよね!
 
そのことを考えると、前傾姿勢になっている姿勢を維持しているというだけで、背筋は十分ついているということなんです。
 
最後にもう一度言います!
私たちのところにお越し下さっている方で筋力をつけるトレーニングで状態を悪化させた方はたくさんいらっしゃいますが、筋力が足りなくて痛みが生じていた方は一人もいません。ですから、痛みを改善するために筋肉を鍛えるとことは、ぜひ避けてください。