座骨神経痛の原因って、神経じゃないって知っていましたか? | ゼロ化整体 代表セラピスト 鮎川史園 ヒト本来の力を取り戻すブログ

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筋肉が自らやわらかくなり、痛みがす〜っととれる「ゼロ化整体(ミオンパシー)」という技術を開発改良しながら、ヒト本来の力を取り戻す方法を広めている「鮎川史園(あゆかわしおん)」のブログです。日々の出来事からセルフ整体のやり方などをご紹介しています!

座骨神経痛とは…

腰椎から出て、お尻・太ももの後ろを通り

膝・ふくらはぎ・足の先まで

つながっている座骨神経が

圧迫されたり刺激されたりすることで

片側のお尻、大ももの後側、ふくらはぎ、かかとやくるぶし

足の裏などが痛む神経痛のことです。

ただ、これらが全部痛むというわけではなく

人によってまた時によって一部が痛んだりします。



症状としては、軽い痛み、しびれ、ひどくなると重い麻痺なども…。

西洋医学的には

腰椎の椎間板ヘルニアや

中高年者に生じる腰部脊椎管狭窄症によるものがほとんどで

他には腰椎の腫瘍、変形、カリエス、骨盤の腫瘍

前立腺がんなどが原因といわれています。

ところが、

この「座骨神経痛なるものそもそも存在し得ない」

のだそうです。

日本の医学においては

「痛みは神経が圧迫されて起こる」

というのが常識になっていますが

医学とは別に

体のことを研究する生理学においては

「神経は圧迫されても痛まない

神経が圧迫されて起こるのは

麻痺であって

神経圧迫で痛みやしびれは起こらない」

というのが常識だそうです。



つまり

座骨神経痛なるものは、この世に存在しない

のです。

神経というのは、電気のコードと同じようなもので

痛みなどの情報を送る通り道でしかないので

神経が圧迫を強く、あるいは長期に渡って受けると

麻痺が起こることはあっても

神経が刺激されることで

痛みやしびれが出ることは

理論的にあり得ないということです



では、なぜ座骨神経が痛むのか?

あれは、座骨神経が痛んでいるのではなく

座骨神経に沿って存在する

筋肉の痛みなのです。

私達は、座骨神経痛は

腰椎の可動不全、骨盤の歪みなどによる梨状筋

(座骨神経を挟み込んでいるお尻の筋肉)

の過緊張などが原因であると考えていましたが

その認識を改めさせられました。


臀部から足までの痛み(座骨神経痛と言われてきたもの)

に整体を施す時は

私達はレントゲン写真などを見ることがないので

ヘルニアがあるかどうかの判断はつきませんが

ヘルニアなど構造の変化は

痛みの原因とは思っていないので

まずは腰椎の可動不全の有無を確かめます。


後は、骨盤の歪みを正したり、梨状筋やハムストリング筋

ふくらはぎの筋肉などを緩めて

痛みやしびれを解消していきます。

痛みを直接感じる

お尻、大ももの後側、ふくらはぎ、かかとやくるぶし、足の裏

などは、根本的な痛みの原因ではないにしろ

筋肉というのは

痛みによっても拘縮(ロック)を起こしたりもするので

そういう場所を直接緩めて痛みを取ったりもします。



ちなみに

ビリビリッ、ズキン、といった鋭い痛みは

炎症によるもので

鈍い、重い、だるい、といった症状は筋肉の過緊張(拘縮・ロック)が直接の原因です。

そういう鈍痛があるときは

一度、お尻の筋肉を押さえてみてください。

お尻のえくぼの辺りを少し強めに押すと

「あいたた」というところがあるはずです。

(あまりにも硬くなっている場合はくすぐったい事も…)

それが梨状筋です。

そのまま足先を外に回す(外旋)と痛みが軽減するようなら

梨状筋の緊張による「座骨神経痛と言われているもの」です。



実際に神経は圧迫されても痛くないのに、

座骨神経痛という言葉が無くなるのは、いつの話でしょう....



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                      新感覚のふわゆる整体師鮎川しおん