私が住む東京は、日食観察ゾーンの中心線に近く、
完全な金環日食を見ることができました。
東京で見られたのは173年ぶりで、次に見られるのは
なんと300年後だそうです。本当にラッキーでした。
宮崎に住む友人は、年明けから早々と太陽眼鏡を用意し、
期待に胸をふくらませて、文字通り指折り数えながら、
その日を待っていたのですが、宮崎は観測ゾーン内で唯一、
県内のどこからも日食がまったく見えなかった
不遇な県だったと嘆くハメになりました。

さて今回のブログでは、その宮崎の友人に自慢した私の
金環日食ベストショットをお届けすることにいたします。
太陽の前を月が横切り、太陽がリング状に見える
ハイライト時に雲が広がり、一瞬ヒヤッとしましたが、
おかげで雲間からこんな写真が撮れました。

お住まいが観察ゾーン外だった方、
天気に恵まれなかった方、早起きできなかった方。
この写真で日食を見た気になってくださいね。





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「編集長、おみやげ!」と、たにぞうからさりげなく
手渡された小さな袋がこれ。
そして袋の中には、夢の種が3粒入っていました。

さて、みなさんはテレビでこの映像を見たことがありますか?
日立製作所のCMでおなじみの「この木なんの木」の木です
正式な植物名はモンキーポッド。アメリカネムノキともいい、
中南米原産のマメ科(ネムノキ科に分類されることもある)植物です。
年に2回花が咲き、実はマメ科特有の莢(さや)状で中に豆果が入っています。
世界中の亜熱帯地域に分布し、地域によってはレインツリーなどと呼ばれています。
(テレビ映像の大樹はハワイ・オアフ島のモンキーポッド)

さて、今回は「たにぞうからの贈り物 Part2」題して、
昨年末たにぞうからもらった「この木なんの木」の種の後日談です。

春になり、やっと種蒔きの季節がやってきました。
3月の初めに、祈りを込めてこの夢の種を蒔いてみました。
芽生えの写真をブログに載せたくて、毎日楽しみに待っていたのですが、
2ヶ月経っても発芽は見られませんでした。
でも、明日はきっと発芽するだろうと、ブログ更新もそれに合わせて
ひかえていたのですが・・・。
とても残念ではありますが、前回の『雑草の呼び名』から3ヶ月も
更新できていませんのでしたので、今回は夢の種の発芽は諦め、
別の画像を掲載することにしました。


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さて、この芽はいったい何だと思いますか?
これもモンキーポッド同様、大木になる森の木の発芽写真です。
正体はこれ! トチノミでした。



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昨年拾ったトチノミをポットやプランターに埋めておいたところ、なんと、
次から次へと芽を出してきたではありませんか。
3月末までは、まだ拾ったまんまのただのトチノミでした。
発芽の気配がないので処分しようと思っていたところ、
4月になっていきなり芽生えはじめたのです。
その数50個。発芽しないものはただの一つもありませんでした。
気持ちのいいくらい真っ直ぐに(約30センチほど)茎(幹)を伸ばし、
その先端から葉を出します。



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ちょっといい話
今回ブログの更新が遅れたお詫びに、ちょっといい話を・・・。
昨年末、仙台市太白区にある幼稚園を訪れた折りのことでした。
園長先生から保育の中に詩を取り入れているとのお話をうかがいました。
おみやげにちゅーりっぷ組のみんなが書いた詩集をもらってきました。
今回はその中から、ちば さら ちゃんという女の子がつくった
「ハート」という詩をご紹介します。

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              はーと

          はーとは こころ
          こころは ピンク
          ピンクは わたし
          わたしは さら

ねっ、素敵でしょ。



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『雑草という名の植物はない』これは昭和天皇のお言葉です。
誰が名付けたのか、カゼクサ(風草)、マツヨイグサ(待宵草)、
ツユクサ(露草)、ハハコグサ(母子草)、ヒメオドリコソウ(姫踊子草)・・・
雑草には美しい名前があります。
また、誰が名付けたのか、ママコノシリヌグイ(継子の尻拭い)、
オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)、ブタクサ(豚草)、
ヘクソカズラ(屁糞葛)・・・
雑草にはちょっとかわいそうな名前もあります。
みなさんはどんな雑草を知っていますか?


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オオイヌノフグリ
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カラスノエンドウ


一口に雑草といっても様々な種類があり、その名前の由来から
日本人の感性の奥深さを垣間見ることができます。
たとえばタンポポ(蒲公英)。
蕾の形が鼓に見えることから、鼓のタンポンタンポンという音が
名前の由来となりました。
ショカツサイ(諸葛菜)別名:オオアラセイトウは、
諸葛孔明が先陣を張ってすぐ種を播き食用としていたことからきています。
またツユクサ(露草)は、朝咲き昼にはしぼむことから、
その儚さを露にたとえてつけられました。


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ツユクサ
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エノコログサ


自然に触れることの第一歩は、足元の雑草に目を向けることです。
どんな花が咲き、どんな実がなるのか、その草はどんな名前なのか・・・。
名前を知り、その名前の由来がわかれば、親しみはさらにわいてきます。
そして、身近な自然に目を向け、自然に親しむことで、
穏やかな気持ちとなり、また、心も豊かに育っていきます。


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イヌタデ
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ヨメナ


小社刊『雑草の呼び名事典』では、身近な雑草80種を選び、
それぞれの雑草の呼び名と名前の由来を紹介しています。
草姿、花、実といった雑草の特徴をキリヌキ写真と生態写真を駆使して
構成しましたので、他のどんな本よりも見やすくわかりやすい内容に
なっています。また、デザイン的にも美しい本に仕上がっていますので、
見て、読むだけでも楽しめ、フィールドでは実際に雑草を見つけたり
見わけたりする上で大活躍することと思います。
春の雑草32種、夏の雑草27種、秋の雑草21種、全80種を紹介。
2月6日の発売です。

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写真でわかる
雑草の呼び名事典

定価1,575円(本体1,500円)
A5・ソフトカバー・128ページ・オールカラー

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「リスの海老フライ」またの名を「森の海老フライ」
誰が名づけたのか、森で見つけた落し物は、
それはそれは不思議で素敵なものでした。


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森を注意して歩いていると、時々こんな光景を目にすることがあります。
切り株の上や倒木の上にちょこんと乗っている海老フライ。
それは、松の木の下でも見つけることができます。
なぜこんなところにあるのでしょう。
誰かがそっと置いたものなのでしょうか。


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この海老フライ、皆さんはいったい何だと思いますか?
その正体は、なんとアカマツの松ぼっくり!
(松の木に実る松ぼっくりは、松笠ともいい、
マツ科の針葉樹にできる球果のことを指す)
海老フライとは、実はリスが松ぼっくりの中にある種子を食べたあとの
食痕だったのです。
リスは松ぼっくりの鱗片の一つひとつの中にある小さな種子を食べるために、
鱗片のすべてを食いちぎっていたのです。
森の中で、リスは人知れず松ぼっくりをこのような海老フライへと
変えていたのでした。


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この海老フライは、みなアカマツの松ぼっくりです。
リスはアカマツ以外の松ぼっくりも、このような
海老フライに変えてしまうのですが、アカマツの松ぼっくりが
大きさ的にリスが手で持つのにちょうどよいのかもしれません。
森で拾える海老フライの多くはアカマツでした。


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もしいつか、あなたがリスの海老フライが拾いたくなったら、
森へ行ってみてください。
その森にリスが棲み、松の木があれば、季節を問わず必ず海老フライを
見つけることができるでしょう。
遠い昔のこと、山梨県・小淵沢の広大なアカマツ林でリスの海老フライを
探したことがありました。でも、ただの一つも見つけることはできませんでした。
そのアカマツ林にリスがいなかったからです。
リスは低地から亜高山帯の森や林に棲んでいますが、針葉樹も広葉樹もある
混合林で、近くに草むらや湧き水があったりする環境が好みのようです。

「リスの海老フライ」またの名を「森の海老フライ」
誰が名付けたのか、これぞ森のセンス・オブ・ワンダー。
大切にしたい森のおくりものです。


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まるでおとぎの国に迷い込んでしまったような、そんな気分にさせる
この不思議な家の正体は、「落ち葉ハウス」です。
サクラ、カエデ、イチョウの落ち葉を中心に、使用した落ち葉の数、
なんと1万4,000枚超。
事前に状態のよい落ち葉をどれだけたくさん拾っても、どういうわけかすぐに
変色してしまい、編集スタッフをたいへん悩ませました。
撮影当日も早朝から編集部総動員で落ち葉拾いをしました。
前日の雨が真っ赤なカエデの葉をたくさん落としてくれたので、
三角の屋根と煙突を赤い落ち葉で飾ることができました。
撮影当日は風のない小春日和。
やわらかな光が撮影終了時まで、落ち葉ハウスをやさしく包んでくれました。


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撮影場所は埼玉県所沢市:航空公園

ただ今ご紹介した写真は「ワンダーランド」2012年度11月号の
表紙撮影時の様子です。
では、せっかくですからメイキング・オブ・落ち葉ハウスを見ていただきましょう。


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ダンボールでつくった家に、1枚1枚落ち葉を貼っていく作業は、
とても根気が入ります。





さて、これが「ワンダーランド」です。
全国の幼稚園・保育園で人気ナンバー1を誇る、年長児のための保育絵本です。

月刊保育えほん 編集長のブログ ~Ehon(いい本=絵本)-表紙

2012年度4月号見本誌

「ワンダーランド」は年長児の知的好奇心を刺激し、
「もっとみてみよう!」 「もっとやってみよう!」という、
子どもの意欲を育てる総合絵本です。
2012年度4月号は身長3メートルの巨大ダンボールロボットが登場します。
これは埼玉県日高市・巾着田(秋は彼岸花の群生で有名)の菜の花畑で撮影しました。
動画はこちら→http://wonder-hot.net/brand/plan/movie/

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「ワンダーランド」の表紙では、毎月ダンボール箱、空き缶、ペットボトルなど、
身近な素材を使った大きな造形物で構成していきます。どうぞお楽しみに!

撮影快調!
5月号ペットボトルタワー
動画はこちら→http://wonder-hot.net/brand/plan/movie/

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サンタクロースの橇(そり)を引くのは? そう、トナカイです。

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NORADのポスター

ノーラッド(アメリカ合衆国とカナダの共同の北米航空宇宙防衛軍)は、
毎年クリスマス・イブに、サイトでサンタクロース追跡作戦の生中継を
行っています。
http://www.noradsanta.org/ja/


トナカイは、北極圏周辺に生息している鹿の仲間で、
英語圏ではカリブー(caribou)、または、レインディア
(reindeer)とも呼ばれます。
ということは、そうです。トナカイとは実は和名で、アイヌ語での
呼称「トゥナカイ」(tunakay)、「トゥナッカイ」(tunaxkay)に
由来します。

写真家の星野道夫さんは、アラスカでこのトナカイ(カリブー)の
写真をたくさん撮っていました。
トナカイ(カリブー)には、鹿の仲間としては珍しく雌にも角が生えます。
この写真は、星野さんからもらった雌のカリブーの角です。


月刊保育えほん 編集長のブログ ~Ehon(いい本=絵本)-つの 月刊保育えほん 編集長のブログ ~Ehon(いい本=絵本)-つのをもつ



日本に帰国した星野さんからいただくおみやげは、星野さんが捕った
鮭の塩漬けか、星野さんが摘んだブルーベリーでつくったジャムが
定番でした。

あるとき、星野さんはアラスカでオオカミにカメラを盗まれたときの
話をしてくれました。オオカミがカメラを口にくわえてもっていって
しまったのです。追いかけて、追いかけて、ある森に着いたところで
カメラを返してもらえたのですが、すでにカメラは壊れていたそうです。
でも、オオカミに導かれて入っていった森の中で、星野さんは思いもか
けないものを見つけたのです。それは森の贈り物にふさわしい、超巨大な
ムース(ヘラジカ)の角だったのです。もしかしたら、オオカミは

星野さんにこのムースの角のことを知らせたかったのかもしれません。
もって帰ろうと肩に担いでしばらく歩いてみたものの、あんまり重くて
ついに放棄してしまった話は、何度聞いても笑えました。
その話を聞いて、私があまりに残念がったためか、「角、欲しかった?」と、
星野さんが聞くので、自然の落し物にとても興味をもっている私としては、
すぐに「欲しい!」と答えました。
すると星野さんは、「じゃあ、今度もってくるね」と気軽に約束して
くれたのでした。

そして翌年、お土産にいただいたのが、この角です。
ほどよい重さで、今でもアラスカの森の匂いがします。
その後、星野さんからの手紙には、キャンプ中に見つけたカリブーや
ヘラジカの角のこと、オオカミやグリズリー(ハイイログマ)の頭蓋骨のことなどが
書かれていました。

$月刊保育えほん 編集長のブログ ~Ehon(いい本=絵本)-手紙


1996年、星野さんはカムチャツカ半島でのクマの取材中、不慮の事故にあい
帰らぬ人となりました。
ちなみに、星野さんと私は同い年でした。

毎年、クリスマスが近づくと思い出す夢があります。
猫背の肩にムースの角を軽々と担ぎ、会社にやってくる星野さんを。
「はい、これは特別のおみやげだよ」と微笑む星野さんを。



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わんわん編集長、これは何ですか?
    何か、外国の本のように見えるのですが・・・

ウサギこれ、どれくらいの大きさだと思いますか?

わんわんそうですね。普通の英語の辞書ぐらいでしょうか? 
    ページ数も結構ありそうですね。

ウサギへへへ、これはですね。実はマッチ箱で出来ているのですよ。

わんわんえーっ! そんなに小さいのですか。それで、これは何なのですか?

ウサギでは、ヒントを差し上げましょう。こちらは裏側から撮影したものです。



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わんわん「木の実の博物館」・・・ですか?

ウサギはい、英語で「The Nuts Museum」。日本語で「木の実の博物館」です。

わんわん編集長、タイトルはわかったのですが、一体全体これは何なのですか?

ウサギだから、「木の実の博物館」だと言っているじゃないですか?

わんわんそうおっしゃられても・・・、どうしてマッチ箱が博物館なのですか?

ウサギじゃーん! これならどうですか?


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わんわんわあ! ホントに「木の実の博物館」ですね。
    ところで編集長、これ、どうなさったのですか?

ウサギはい、ちょっと遊びで作ってみました。まだ世の中に3館(?)しかないのですよ。
    拾ったドングリや木の実の中から、マッチ箱に入る大きさのものを厳選しました。
    大きい順に、マテバシイ、ブナ(*殻斗と実)、コナラ、スダジイ、
    シラカシ、ハクウンボク、ハンノキ、ヒノキ、アオギリの計9種です。 *ドングリの帽子のこと

わんわん超、超ミニサイズですが、確かに博物館ですね。
    中に何か書いてありますが・・・。

ウサギまあ、暇なときに読んでみてください。

わんわん「木の実は時のおくりもの」ですか・・・。
    私も今度ドングリを拾ったら、ポケットにしまうことにしますね。

ウサギ背広のポケットにドングリが入っているなんて、ちょっとかっこいいと思うのですが、
    なかなか理解されないものですね。

わんわんまあ、それならそれでよろしいじゃないですか。
    ところで、このパンフレットのようなものは何ですか?

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ウサギこれはですね、先月、手づくりの本だけを集めたブックフェアに
    この「木の実の博物館」を出品したときのパンフレットなのです。

わんわんへえ、そんなブックフェアがあったのですか? 全然知りませんでした。

ウサギ関係者以外だれも知らないブックフェアですが、毎年、フランスのマルセイユで
    開かれているのです。今回は、たまたま知人に頼まれて出品したのですけどね。
    外国人には意外とこのセンスが伝わったとのことでした。

わんわんまあ、それは何よりでしたね。

ウサギ恐縮です。では、今回のブログはこのささやかな自慢話で締めさせていただきます。
    失礼しました。


【追加情報】
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ウサギこの写真は10月4日にアップした「トチノミとシーダーローズ」の項で
    ご紹介した、台風の時に拾ったヒマラヤスギのまつぼっくりのその後です。
    木の上でヒマラヤスギのまつぼっくりはこのようにばらばらになり、
    シーダーローズ(写真左)と呼ばれる先端部だけが落下するのです。
    そろそろシーダーローズを拾える季節になりますよ。
    是非、ヒマラヤスギの木の下に行ってみてくださいね



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わんわん編集長、またまた新しい実ですね。これは何ですか?

ウサギこれは「アケビ」です。漢字で書くと「木通」

わんわん食べられるのですか?

ウサギはい、私は毎年必ず食べていますよ。
    実は、庭にアケビ棚がありましてね、毎年200個ほどならせているのです。 
    今年は近所の小学校から子どもたちが見学に来たようなのです。

わんわんすごいじゃないですか? でも、200個というのは誇張ですよね。

ウサギいえいえ、実そのものは400個、摘果*1して200個まで減らしているのです。

わんわんどうしてそんなに実るのですか?

ウサギそれは人工授粉法を発明したからです。(説明が長くなるので省略)
    食べ方は簡単です。種の詰まった白い実を丸ごと口に入れ、
    種をぺぺぺっと豪快に出す。これが正しい食べ方です。
    ほんのり甘い秋の味がしますよ。
    でも、一番美味しい食べ方は、肉厚の果皮をてんぷらにしたり、
    油と味噌で炒めることですね。ご飯が進みます。

わんわんでは編集長、今回のテーマはこのアケビということですね

ウサギはい。そう思って庭のアケビを写真に撮ったのですが、今回は木の実の話はやめて、
    私の担当した新刊(単行本)が発売されましたので、その話をすることにします。
    私にアケビを語らせるととてつもなく長くなるので、それはまた今度にさせてください。

わんわんそうですか。残念ですが、たまには木の実以外のことも編集長からお聞きしたいと
    思っていましたので、よかったです。


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ウサギさて、この本が10月20日に発売された本です。
    子ども向けの絵本ではなく、アートブックといったらいいのでしょうか。
    とにかく楽しい本になりました。

わんわん編集長、タイトルにあるアドベントというのはどういう意味なのですか?

ウサギアドベントとは、12月25日の約4週間前の日曜日からクリスマス・イブまでを指し、
    キリスト教でいう待降節です。

わんわんなんだか難しそうな気もするのですが・・・

ウサギいえいえ、この本はオモチャ箱をひっくり返したような、とっても楽しい
    絵本なのです。
    最近アドベント・カレンダーが話題になっていますが、
    (12月だけの、イブまでのカレンダーで、
    日付がばらばらの24のポケットがあり、中にお菓子や玩具が入っています。
    子どもたちは毎日アドベント・カレンダーの扉をひとつずつ開けながら
    クリスマスを今か今かと待つのです)
    この本には、クリスマスまでの4週間を楽しく過ごすためのアイデアが満載です。
    サンタクロースの由来話、お菓子、料理、クラフト、歌など、
    どのページもクリスマス一色に彩られ、どこを開けても楽しめる一冊に仕上がりました。

わんわんおもしろそうですね。

ウサギでは、せっかくですから中身を少しお見せして、今回のブログとさせていただきます。
 

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*1 良質の果実を得るため、余分なものを間引くこと。







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わんわん編集長、これは何ですか? クリ?ですか。

ウサギこれはですね。トチノミといって、一番早く実る秋の実なのです。

わんわんクリのようにも見えますが、食べられるのですか?

ウサギトチ餅として利用できますが、アクを抜くのがとても厄介で、
    一般の家庭で調理するのはちょっと難しそうです。でも、アク抜きした実を
    もち米と一緒についてお餅にすると、風味のよいおいしいお餅になりますよ。

わんわんそういえば、昨年信州へ行ったとき、お土産屋さんで売っていたような気がします。
    ところで編集長、今回はトチノミの話をしていただけるのですか?
 
ウサギその前に、今回ブログの更新が遅くなり、すみませんでした。
    これからは最低でも2週間に1回は更新できるように努力しますね。
    さて今回ですが、最初はトチノミの話をしようと思っていたのですが、
    台風15号が去った翌日、思わぬ拾い物をしたのでその話をすることにします。

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わんわんこれは何の実ですか? 右の小さいのはまつぼっくりですよね。

ウサギこの大きな木の実は、なんと台風の風がヒマラヤスギの木から落とした
    まつぼっくりなのです。

わんわんヒマラヤスギのまつぼっくりですか? スギなのにまつぼっくりとは・・・ 
    すぎぼっくりではないのですか?

ウサギするどいですね。
    でも、このヒマラヤスギという木は、本当はスギ科ではなく、マツ科・ヒマラヤスギ属の
    針葉樹なのです。(よく公園などで見かけるクリスマスツリーのような、あの木です)
    今回はこのヒマラヤスギに隠されている素敵な秘密をご紹介しましょう。
    実は、先ほどの巨大なまつぼっくりが冬になるとこのような形に変身するのです。

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わんわんバラの花のようにも見えますが、これがあのヒマラヤスギのまつぼっくりなのですか?

ウサギはい。ヒマラヤスギのまつぼっくりは、熟しても普通のまつぼっくりのような形では
    落ちないのです。今回たまたま台風の風がこの形で実を落としましたが、
    ふつうは熟してまつかさが広って、
    鱗片の一枚一枚が下の方からはらはらと散ってゆき、
    最後にあのバラのような形の実だけがぽろっと落ちるのです。

わんわん不思議ですねえ。

ウサギこの実は別名シーダー(ヒマラヤスギ)ローズとも言うのですよ。
    そして、最後の写真はヒマラヤスギの木の枝にいつまでも付いている
    まつぼっくりの残骸です。

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わんわん一口にまつぼっくりといっても奥が深いのですね。

ウサギまるで絵本のようでしょ。



ウサギ萩の花(はぎのはな) 
    尾花(おばな
(*1) 葛花(くずばな) 撫子が花(なでしこがはな)
    女郎花(おみなえし)
    また藤袴(ふじばかま) 朝顔の花(あさがおのはな)
(*2)
    *1=ススキのこと *2=キキョウのこと


わんわん編集長どうしたんですか? 突然。           

ウサギ万葉の歌人、山上憶良(やまのうえのおくら)が詠んだ秋の七草の歌ですよ。

わんわん私も昔覚えたような気がしますが、もうすっかり忘れてしまいました。
    いい覚え方があるといいのですが、ところで、今はまだ夏ですけど・・・。

ウサギいいえ、暦の上ではもう秋です。
    郊外を歩けば秋の七草を目にする今日この頃です。
    今回はこのブログの読者だけに、
    私が昔考案した秋の七草の覚え方をお教えいたしましょう。

わんわん編集長が考えたのですか?

ウサギもちろんです。韻を踏んだ歌で覚えるのが一番ですが、
    覚えてもすぐに忘れちゃうんですよね。
    そこで思いついたのが、七草の頭の音をある言葉に置き換えることだったんです。

わんわん是非教えてください。

ウサギ「大きな服は」

わんわんな、何ですか? それ。

ウサギお お き な ふ く は ですよ。

    は、オバナ
    は、オミナエシ
    は、キキョウ
    は、ナデシコ
    は、フジバカマ
    は、クズ
    は、ハギ
    大きな服は、これぞ秋の七草。


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オバナ(ススキ)
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オミエナシ                 キキョウ
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ナデシコ                 フジバカマ
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クズ                   ハギ


わんわん編集長、お見事ですね。
    これなら私にも覚えられそうです。
    ところで、春の七草もこのような覚え方はできないのでしょうか?

ウサギ春は難しいのですよ。「瀬は乾す直す」

わんわん意味がよくわかりませんが、浅瀬の工事か何かですか? 

ウサギやはり・・・。では、これならどうでしょう。「素直は保せす」

わんわんこれも意味がよくわかりませんが・・・。

ウサギ意味などどうでもいいのですよ。

わんわんそんな、いつも人生で大切なのは意味だとおっしゃってるじゃありませんか?

ウサギ意味ならしっかりありますよ。素直な気持ちを保ちなさいという立派な意味がね。

    は、スズナ
    は、ナズナ
    は、オギョウ
    は、ハコベラ
    は、ホトケノザ
    は、セリ
    は、スズシロ
    素直は保せす、これぞ春の七草。
    いかがですか?

わんわん・・・・・・。