こんにちは。



政治のお話いきますぜ。



自民党さんが「106万の壁撤廃を閣議決定」



というニュースを読みまして。



SNSは「大増税のときだけ即決!」「やりやがった!」「最悪だ!」



などと炎上しておりました。



さて、これはまず、なぜこんなに騒がれているのか?



というところから考えてみたいと思います。



国民民主党が以前に打ちだしていた「178万円プラン」というのがありましたよね。



あれは「所得」のお話。



大学生やお金がかかる時期の人にアルバイトしても、



「ここまでは税金かからないから働いても大丈夫だよ」



という最低ラインを103万から178万に引き上げましょうという政策でした。



結局自民党にその案は無理矢理潰されてしまいましたが、



今回のは「社会保険料」、つまり年金にかかわるお話です。



このラインを「撤廃」するということはどうゆうことなのか?



パートやアルバイトをしている人で週に20時間を超えて働く場合、



会社の社会保険、厚生年金に加入になる。



つまり、週に5日、4時間働くと達成するライン。



これまでは自身で国民健康保険、国民年金を払っていた人たちが「給料から天引き」になるということ。



なぜこんなことをする?



と政府側の立場で考えてみると、



「これまで取れてなかったところからも税金回収したい」



ということだと思う。



低収入だとそもそも払えないとか免除申請したりとかそうゆう人も多いだろうし、



マイナンバーと銀行口座紐づけが失敗している現状を見ると、



給料から天引きが政府的には楽だからです。



そしてこれは企業にはもちろん「負担」になることであり、



働いている人も「引かれまくりじゃん!」



と不満が出ることでもある。



仕組み的にはパートやアルバイトでも会社員と同じくくりにして税金取ろうぜ。



みたいな感じ。



この枠、つまりここに今回当てはまる人で、



これまで「払っていなかった人」からすると反対する政策ですよね。



しかし普通に働いて税金収めている人からすると、



「低所得者ばかり優遇するな」



という主張になる。



しかしこれ、「大増税だ!」と騒がれているけど、



本質は何なのか?



と考えてみると、



私の考えでは「そもそも制度がもう持たない」



という問題からきている気がします。



本来は現役世代と高齢者でバランス良く運用する制度であったが、



子どもが減少し、高齢者が増加した現代。



この社会保険と年金の「仕組み」自体がもう今の時代に合ってないのだと思う。



なのに、どこかからとりあえず回収して補填する。



という経営破綻前の「自転車操業」みたいになっていて、



一気に変えたくても制度が複雑化しすぎててなかなか変えれない。



といった膨れ上がった鵺の化け物みたいになっているのでは?



と思います。



さらに政府は「国民の立場になって行動する」



ということは一切やらず、



「官僚と大手企業、宗教団体や連合の声を聞く」



といった支配者側の権力政治なので、



こういった政策を急いで閣議決定してしまうときは、



ほぼ「税金を取りたい」というときです(笑)



私が不思議なのは、



ここ数ヶ月、自民党さんの動きを見ていますが、



減税はやらない、給付金もやらない、海外にはバラまく、中国は優遇する。



こんなことをやっているのに、



党内の人たちのコメントとか見ていると、



「秋以降にまた新たに考えます」

「来年度のことなので...」



とか「政権が継続する前提」で話している。



与党から落ちる。



という緊張感が彼らにないのはなぜなのか?



と考えてみると、



「国民はどうせ政治に興味ないから選挙行かないでしょ。投票日も連休の中日に公明党が決めてくれたし、勝てるっしょ」



という「余裕」を持っているからですw



つまり、選挙に行かない国民がたくさんいるから



組織票が入れば権力継続できる。



と本気で思っているのです。



これまで確かに国民も投票にすら行かなかった人がかなり多い。



でもその結果が今。



やりたい放題しても「国民は興味ないだろ」



と犯罪ですら揉み消して、平気で国会にいる人たちなのです。



良識を持った国民よりもはるかにタチが悪いし、



森友文書の財務省の隠蔽問題とか見ていても、



「権力を持つと人はこんなにも傲慢になるのか」



と恐ろしくなります。



さらに日本人という「特性」から考えてみると、



会社と同じで「おつきあい」を大切にする文化があります。



つまり、財務省にお世話になった政党は絶対に減税とは言わないし、



大企業の献金の恩恵を受けている人も消費税廃止とは絶対に言わない。



忖度だらけの人づきあいからくる腐敗した社会なのです。



確かに「お世話になったからお返ししたい」



という気持ちはわかる。



でも、国を動かす場所でそれをやらないで欲しい。



しかし、日本人ならではの「特性」が出た結果、



思いやりというおもてなしが政府を腐らせている。



先進国の中でも日本が1番廃れてしまったのは、



緊縮財政やったからだ!減反政策したからだ!



郵政民営化したからだ!



とかいろいろ言われますが、



たぶん本当の「軸の部分」は、



「思いやりで動いて忖度するから」



だと思います。



自分が政治家だったとして、



政治のノウハウを財務省のおじさまに10年くらい教えてもらい、とてもお世話になったとする。



そして彼の立場が組織内で危うくなったときに、



増税に賛成しないと彼を守れない。



守るか裏切るか?



私を含め、ほとんどの人は「何とか守りたい」



ってなるんじゃないだろうか。



この「思いやり」が腐敗の原因になっているとは思わず、



ただただ、自分の身近な人を守りたい。



政治の世界もそうなんだと思います。



そうであって欲しくはないけど、それが現実だろうな。



しかし、この「106万の壁撤廃」。



上手くいくのだろうか?



20時間以上働いたら勝手に引かれるんでしょ?



じゃあ、20時間以上は働かない。



ってなりそうな気がします(笑)



で、企業も負担が増えるから、



「20時間以上は入らなくて大丈夫」



ってコスト抑えることを優先しそうwww



これが現実では?(笑)



今回のこの決定で、



例えば「実費より天引き助かるわ〜!将来もらえる年金もこれで少しは増えるし」



と考えている方、ご注意くださいませ。



そもそも「制度の継続がヤバい状態」だからこんなことをしているわけで、



むしろ「貰える金額が増える保証」なんてどこにもない。



だからイデコやニーサなどで将来のお金は自分で運用しろって政府が仕組みだけ作ったのですから。



下手したら年金制度自体を閣議決定で「無くす」かもしれないしwww



暴動起きたところで、



「もう決まったので返すお金はありません」



と言われたらそれで終わり。



極論、自分で考えたこと以外は信用しない方が良い

(笑)



夏の選挙で政権交代して世の中が一気に変わり、



経済が動くことを祈る!!



ではまた〜!