こんにちは。



本日は過去話シリーズ!



ウソのようなホントのお話です。



10年ほど前、私はキャンプやアウトドアが大好きな

「フェスガール」で(今と違いすぎるw)



国内、海外問わず楽しんでいた時期がありました。



そんな時期にお友達とみんなでスケジュールを合わせて「海外フェス」に参加することに。



10人ちょいの大グループで、



飛行機や旅日程は各自仕事などがあるため、バラバラ。



私はというと香港経由のアムステルダム、そこからポルトガルという旅日程で、



最初は2人のお友達とアムステルダムで待ち合わせの予定でした。



それまでは1人旅だったので、



観光してはおいしいもの食べてとのんびり過ごしておりました。



そして、アムステルダム滞在中の数日目。



その日は「S◯Xミュージアム」というオブジェや絵画など、



エロにまつわるものが沢山ある場所に行く予定でした(当時からエロへの興味は変わっていないw)



街を歩きながらそのミュージアムへ向かっていると、



ある男性に話しかけられた。



話してみると、その男性は現地人で仕事帰りに1杯いこうかとしてたところに私を見つけたらしく、誘ってみたとのこと。



ブサイクというわけでもなく、ザ・ヨーロピアン!って感じの男性。



ナンパじゃんと思いながらも、私はこれからミュージアムに行くと伝えた。



すると彼は、



「イヤじゃなければ、一緒に行ってもいいかな?写真とか撮ってあげるよ。観光でしょ?」



と言ってきた。



私はこの手法で昔、ベトナムで騙された経験を持つため、



警戒バリバリでした(笑)



そこで素直に「騙されたことがあるから、あとからお金とか請求されるし、結構です」



と断った。



すると彼は「アハハ。僕はツアーガイドじゃないからそんなことしないよ。ここに住んでるし、お金に困ってるわけでもないしw」



と言ってきた。



しかし、見ず知らずのヨーロピアンといきなり「S◯Xミュージアムに行く」ってどうなんだろう?



と思いながらも、心のどこかで「おもしろいかもしれない」と思ってしまっていた。



グイグイくるお誘いに渋々折れた私でしたが、



1つだけ条件を出した。



私「あの、私、お酒は弱いので飲む気はありません。なので、ミュージアム行ったら次の予定あるし、解散したいんだけど、それでもOK?」



彼「全然大丈夫だよ!ちなみにあなたは何人なの?」



私「え?日本人です(笑)」



彼「ジャパン!日本人の人と初めて話した!」



というか、何人だと思われたのだろう?w



歩きながら話していたらミュージアムに着いた。



現地人の彼も行ったことがないらしく、



「初めてのジャパンガール記念に」と言われ、



入場料金を払ってくれたw



ミュージアムは楽しくて楽しくて。



読者のみなさまには特別に当時の写真公開いたします。



これ、公開停止食らうかもwww




こんなのが楽しめますw



私の顔とヤバめな旅ファッションは気にしないでくださいw



それからこんなのもあります↓



アソコっぽいビラビラトイレ(笑)



アムステルダムは「性にオープンな国」なのは、



行く前から知ってたものの、楽しすぎましたw



チ◯コイスの写真は、



もちろん同行したアムステルダム人の男性「マティ」さんに撮影していただきました(笑)



観光を終えて、やはりそこから「飲みに行こうよ」のゴリ押し攻撃が始まったのですが、



そこは意思の強い私。



Noと言える日本人を出さねば!という変なプライドが働き、



断りまくりました。



諦めたマティさんは「じゃあ、せっかく出会ったんだし、せめてお友達になりたい」



と連絡先の交換をお願いしてきた。



私も「もう会うことないだろうしな」と思い、



電話だけ交換しました。



そのあとは友達と無事に合流して、



フェスも楽しみました。



私はそのあともまだ旅のスケジュールがあり、



アムステルダムから先に日本へ戻る友達の送りのために、再度アムスへ戻り、3人のお友達と1泊。



友達が帰国する前に観光しようという話になり、



宿に荷物を預けて、外でタクシーを待っておりました。



すると、ちょうど宿の前に一台のタクシーが止まり、



乗れそうだったので、みんなで近づいていった。



「!?!」



「え!!.....ポット?!」



なんと、タクシーから出てきた運転手が、



「マティ」だったのだ(笑)



こんなことある?!



固まる私とマティさん、そして「え、知り合い?!」と混乱する友達たち(笑)



友達に「前半でミュージアム一緒に行った人がなぜかここにいるw」



と説明すると、



「えー!!」「マジ?!」「引き強くない!?」と驚きの声。



そう、私はこの時の旅で数々の「引きの強さ」を発揮していたのですが、これもその中の1つwww



そして、マティさんと別れたあとに、



電話をいただいていたのをフルシカトしていた私は気まづかったのですが、



マティはなぜか目がウルウルになっていて私を見ながらこう言った。



「これは運命だよ...ポット。僕ももう会えないと諦めていたのに。奇跡だよ!....とりあえず乗って!」



と私たちを車に誘導した。



仕事帰りに誘われたのは知ってたけど、タクシー運転手だったのをここで知った私w



こんな大きい街で、しかも街外れの宿でまた再会するって、ものすごい確率ですよね(笑)



友達たちは「おもしろすぎる」「ウケる」とか笑いながら、早くも私をネタにする気満々で楽しそうでした(笑)



しかーし!



私は助手席に座らされ、目的地までひたすらマティに



「僕たちは運命の2人だ話」をされるのでした(笑)



私は「すごい確率だなぁ」と衝撃は確かに受けたものの、



彼を「運命の出会いだ」とは微塵も思わなかったw



そして、さらにここから驚くことが起きた。



観光目的の場所に着き、タクシーを降りたときに、



「おーい!」



とそこにいたのは、



なんとフェス会場で出会った日本人の男女2人組(笑)



彼らもポルトガル→アムステルダムに移動していたようで、



しかもこんなところで連絡もなしにいきなり再会(笑)



2連発の出来事で驚きが隠せない私と、



「絶対ポットちゃんでしょ。1発引いたから続けて奇跡が起きたw」


「マジでウケる〜お腹痛い〜」


「どんな確率〜」



と爆笑しながら楽しむお友達たち(笑)



再会でワチャワチャしているお友達たちを見ながら、



私はマティさんにサヨナラを告げた。



彼は「ポット、今日、1日だけ僕にください。お友達には僕からお願いするから。これを逃したら後悔する」



とプロポーズのように粘っておりましたが、



私は全くそんな気はなかったので、「ごめん、じゃあね〜」



とサクサクと退散しました。



後ろを振り返ると、マティさんは悲しそうな顔でずっとこちらを見送っていました。



奢ってもらっておきながら酷い仕打ちをした自分には少し罪悪感があったものの、



マティさんよりも友達の方が私にとっては優先。



10年経過した今でも、この時の再会は本当に奇跡だったなぁと思います。



みなさんは人生で「ありえない展開」のような奇跡の体験はありますか?



珍しく過去の写真引っ張りだして、



懐かしい気持ちになりました。



ではまた〜!