こんにちは。



今日は過去の体験話。



私は東京に住んでたころ「新宿2丁目」に何度か遊びに行ったことがある。



私が行ってたバーの「オネエ様方」はノンケ(ストレートの男子)にやさしく、



女子には厳しい(笑)



営業トークを盛り上げるためにこのスタイルというのもあるけれど、



ほんとに嫌ってるのもあるからおもしろいwww



でも、私は2丁目のオネエ様方から「大切なこと」を教わった。



毎回ご機嫌を取るためにストレート男子の友達を必ず連れて行ってたのですが、



カウンターに並んで座った瞬間、



オネエ様「あら、かわいい男の子。え、あんた誰よ!早く帰りなさいよ」



とか言われる(笑)



で、友達男子には「ゆっくりしていってね〜!」とメロメロで、



私には「あんたは私が飲むから支払いね」



とか言われる(笑)



この「トーク」が面白くて行くんですが、



あるとき、オネエAさんがドリンクを出してくれたときに、



服の袖から「フワッ」ととてもやさしくて甘い柔軟剤の香りがしてきた。



私「すごい良い匂いしたんですけど!柔軟剤何使われてるんですか?」



オネエA「やだ、あんた、勝手に匂わないでよ!w教えるわけないでしょ。敵なんだから」



私「女であることがこんなに居心地悪いの、ここだけです(笑)教えてください〜」



オネエB「いいじゃない、教えてあげなさいよ」



するとオネエAさん、カウンターから出てきてくれて、



私にギュッとハグしてにおわせてくれたwww



か、か、かわいい。



オネエA「あのね、こうゆうのは人に聞かなくても自分で努力するものなの。美は磨くもの。あんたたち女はね、甘えすぎなのよ」



私「ネイルは塗ってます!」



ドヤ顔で見せる私。



オネエA「それ、自分で塗ってるやつじゃない!女なのにサロンいかないなんて、女失格よ(笑)フンッ!」



オネエAがカウンターに戻る間に、



女友達がオネエBに質問した。



女友達「オネエさんも普段から美意識高いんですか?」



オネエB「当たり前でしょ!家に男くる前にタオルは毎回フワフワのホテル仕様のものを用意してるわ。同じものを最低でも3枚。コップと歯ブラシは毎回新品用意するの。」



女友達「すご!私そんなの用意したことないわw」



私「私も(笑)タオルとか何に使うの?」



オネエB「Hに決まってるでしょ!あんたたち、だからダメなのよ。察しがわるいのよ(笑)街歩いて女ってだけで調子に乗って。」



女友達&私「調子は乗ってないです!モテないですもん!」



オネエAも加わる。



オネエA「そりゃそうよ。だって見るからに努力してないもの。モテないの当たり前よ」



確かにこのオネエたちは、服もシワひとつない、柔軟剤の香り、ゲストにはふわふわタオル、爪はサロン、髪はサラサラと完璧なくらいに仕上がっている。



そして指先まで動きがきれい。



私「オネエさんたちみたいに意識するにはどうしたらいいの?」



オネエA「だからそれを私たちに聞く時点でナメてるのよ、このメスブタ!(笑)私、ノッてきたから一杯もらうわ♪」



上手い営業とトークに爆笑しながらも、友達が続ける。



女友達「女であることを活かしてないってことですか?」



オネエB「そうねぇ。私たちはぶっちゃけモテるわよ。ヤリ放題よ!だからあんたたちみたいなその辺の女に負ける気しないわ〜」



私「タオル以外に普段どんなことしてるんですか?」



オネエB「どんなに朝まで飲みつぶれても男が来たら相手するし、そのまま美容室行ってジム行って、また出勤してナンパしたりされたり。そんな日常ね」



す、す、す、すげーwww



当時会社と家往復で土日はほぼヒッキーだった自分と比べて、



オネエたちのパワーは半端ない。



トーク慣れしてるというのもあるけど、



ほんとに美意識高くて、ホスピタリティにも溢れている。



自分や女友達よりモテると言われても「納得」というだけ、実際に努力しているのだ。



オネエA「ねぇ、お兄さん〜私と語ろう。こんな女たちといても楽しくないわよ」



男友達、今にも食われそうな勢いで笑ってるw



私「オネエさんたちからは、なんか...学べる。」



オネエA「あんた、せっかくお兄さんと話してるのに入ってこないでよ!w 私はあんたから学ぶことなんかないわよ(笑)どうせ服もクローゼットのカビくさいんでしょ?」



私「そんなことないです(笑)洗濯してます!」



オネエA「あらやだ、クリーニング出さないの?貧乏人ね(笑)努力しない女は金もないのね〜」



女友達と私、爆笑。



そんなワチャワチャトークを楽しんだ後、



店を出るギリギリまでディスられまくる私たちと褒められる男友達w



お会計してお店でるときに、



オネエ様2人が「お兄さんまたきてね〜!あんたたちは、ちょっとはマシになってからまた来なさいよ!せっかく女なんだから!」



と見送ってくれた。



このオネエ様2人は、どちらも男性が好きで性転換とかは考えてないと言ってたけど、



私は言葉の節々から「女性に憧れ」はあるんだろうなと感じた。



そしてこれは想像でしかないけど、



恋した男性がストレートだったときに、



相手から傷つけられたり、自分の方が努力してるのになぜそうではない女を選ぶんだろう?



とか悔しい思いをしたんじゃないだろうか?



でも私が出会ったオネエたちは微塵も弱さを見せない人たちだったし、



本当は悩んでることあるかもしれないけど、



女友達も私も「言うことが説得力ありすぎて完敗w」



という印象しかない。



私は「あのオネエさんたち、彼氏とか家族だったらマジで最高だな」とその時本気で思った。



それくらい人として魅力的だったし、惹かれるものがあった。



私は何回か通った2丁目のオネエ様方から、



「自分に甘えるな、女に甘えるな」



と教わりました。



今でもあの時のトークや言われたことをこれだけ鮮明に覚えているし、



強烈に私の中に残っている。



女をディスりまくるオネエたちは、



女より女を知るプロであり、男性にはこれでもかというくらい気配りできる、



そして生き抜く力を持ってるから魅力的。



今で言うマツコさんのような感じで、



私は世の中にこうゆう人がたくさん増えて欲しいなぁと思います。



それではまた〜!