映画には、さまざまな小道具が出てきて案外重要なアイテムになったりしていますが、直接その映画に関係のない、何気ない日常を拾うこともあります。今日はタランティーノ監督の「パルプ・フィクション」から食べ物に関するシーンを少し・・

 

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★★「食べ物と映画」★★

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「サタデー・ナイト・フィバー」(77年)の大ヒットで、一躍スターへかけ上ったジョン・トラボルタですが、その後の長い不遇時代から再びスターへ返り咲くきっかけになった映画です!映画の中でトラボルタはダンスを披露する愛すべきギャング像を体現しています。さらに、この映画に出てくるバイクやハンバーガーもコアなファンの中では有名です。

 

 

大物ギャングの手下で殺し屋役のジョン・トラボルタとサミュエル・L・ジャクソンが朝食で頼んだのが「パンケーキ」

 

ギャングも朝食にはパンケーキってか?アメリカの日常をちょっと覗いた気分です(笑)。ちなみに、この二人が敵のアジトに乗り込んで、相手が食べているハンバーガーを取り上げて食べるシーンも有名ですね

 

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「パルプ・フィクション」

1994年/アメリカ

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クランティン・タランティーノ監督が、3つの物語を交錯させながら進行する斬新なスタイルで描く異色バイオレンス・ムービー!

 

●キャスト

ジョン・トラボルタ

サミュエル・L・ジャクソン

ユマ・サーマン

 

ブルース・ウィルス

ティム・ロス

ヴィング・レイムス

 

とにかく豪華キャストで、上の紹介の他にも「ミッション・インポッシブル」のヴィング・レイムス、「コン・エアー」「ファーゴ」のスティーヴ・ブシュミ、「ディア・ハンター」のクリストファー・ウォーケンなどが出ており、タランティーノ監督自身もジュールズ(サミュエル・L・ジャクソン)の友人役で出演しています

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この映画は、時間通り進行していきません!登場人物と出来事が交差してシャッフルされて進んで行きます

 

題名にもなっているくだらない話(パルプ・フィクション)を、コメディあり、バイオレンスありの時系列シャッフル映画で、黒髪のユマ・サーマンがタバコを吸いながらベッドで寝そべっているポスターはTシャツなどにも描かれており有名ですね(持っていました!)

 

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あまり「食」には拘りがありませんが、最近ちょっとハマっているのが冒頭でも話したパンケーキ!

 

「FLIPPER‘S」(フリッパーズ)

横浜元町店

 

フワフワ系パンケーキは奇跡のパンケーキです!プレーンも絶品ですが、旬のフルーツを使ったパンケーキはおすすめです

 

Eggs‘n Things(エッグスンシングス)

山下公園店

 

ご存知ハワイ発祥の人気レストラン!ホイップたっぷりのパンケーキは超有名でクセになります。注文するとスタッフの方がパンケーキと一緒に写真を撮ってくれます(笑)

 

ほかにも「シナモンズ」の白いパンケーキなど横浜地区には有名パンケーキ店が目白押し!横浜観光だけでなく食べ歩きでもど~ぞ!

 

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映画の話しに戻しましょう_

某サイトで、この映画を「クソ映画!」と切り捨てていた映画マニアがいましたがそれも納得できます。つまり、万人受けする映画ではありません。「傑作」と感じるか「愚作」と感じるかはその人の感性によるものです。個人的にもあまり好きな部類の映画ではありませんが、この映画のトラボルタはイッちゃってます。なんと言ってもこの映画はキレがいいです!何気ない会話から、実はしっかり人物が見えて来ますし、スタイリッシュな映像、突き抜けた音楽、下品ですが面白いセリフの応酬で観る側を飽きさせません

 

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クールなのにぶっ飛んだ映画です!

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この映画には、全体を通しての主人公は居ません!オムニバスで主人公が変わってきます。したがって予定調和というものがないかわりに、その物語の中の人物たちのセリフや行動を追うことが大事になってきます!教科書のような映画を見慣れた人には、タランティーノ自身がこの映画を評して言う「下品なギャング映画」に映るかもしれませんが、実はち密に計算された凄い映画です!ちなみに、この映画はアカデミー脚本賞、そしてカンヌ国際映画祭では最高賞のパルム・ドールを獲得しています

 

全篇流れる音楽も凄い!

 

劇中に流れる音楽もいいです。ミア(ユマ・サーマン)が口笛で口づさんでいる曲は同じタランティーノ監督の「キル・ビル」でオーレン・石井の登場シーンに流れる曲でした

 

「パルプ・フィクション」と言えばこの曲!映画と同じでぶっ飛んでます!