ども^^

 

この映画を初めてみたのは小学生の低学年で、夏休みに町内の子供会(当時はどこでもあってさまざまなイベントがあった)で、近くの映画館を借り切って観た記憶があります。アニメとの二本立てで、当時は学校や公民館でよくタダで古い映画をみせてもらっていましたねえ~古いディズニー映画はこの時期にほとんど観ています。この映画を初めて観た時の興奮は今も忘れられません!

 

当初、この映画は「記憶の中の映画」コーナーで取り上げる予定でおりましたが、ここ数年レンタルで「シンドバッド黄金の航海」(73年)「シンドバッド七回目の航海」(58年)などと共に、この映画も何度か観ておりますのでレギュラーでの紹介としました

 

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「アルゴ探検隊の大冒険」

1963年/アメリカ・イギリス(104分)

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ギリシャ神話をベースに夢と冒険の世界が繰り広げられる冒険ファンタジー映画の古典の名作!

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<監督>

 

ドニ・チャフィ

 

<キャスト>

 

ドット・アームストロング

ナンシー・コヴァック

ローレンス・ナイスミス

オナー・ブラックマン

 

<特撮監督>

 

レイ・ハリーハウゼン

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ある意味では伝説の映画_

国に幸運をもたらすという「黄金の羊の毛皮」を求めて、最高の船「アルゴ号」でコルキスへと旅立った。その行く手に様々な困難と冒険が待ち受けていた・・・

20世紀の特撮映画界を牽引した「特撮の神」レイ・ハリーハウゼンの手腕が余すことなく発揮されており、とても50年以上前に作られたとは思えない感動の特撮映画!

 

ストーリーはありきたりで、荒唐無稽すぎるところはありますが、もともとこの映画は、レイ・ハリーハウゼンの特撮を見て楽しく映画ですから細かいことは気にしない(笑)

 

 

登場人物の作り込みが足りないせいか、せっかくの見事な特撮も少し一本調子な感想は否めませんが、それでも面白い!面白い!次々と現実では味わえない夢の冒険を体感できます!

 

重厚なバーナード・ハーマンの音楽もいいです!

 

 

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「シンドバッド黄金の航海」「SF巨大生物の島」「シンドバッド7回目の航海」などと並んでハリー・ハウンゼンの代表作!

 

手作り感がたまらない!!

一コマづつ撮影するストップ・モーション撮影は、とてつもない時間とお金がかかり、かの円谷英二はこの方法で「ゴジラ」(54年)を撮ることを断念し「着ぐるみ」にしたと言われてます。着ぐるみ系と比較してストップ・モーションアニメーションは確かに、動きに少しぎこちなさがあるものの十分迫力がありました!

 

ハリー・ハウンゼンは「キングコング」(33年)を観て感動し、この技法をさらに進化させ、日本の「ゴジラ」(54年)にも大きな影響を与えたと言われる「原子怪獣現わる」(53年)に初めて特撮担当として参加しております。20世紀の映画における特撮技術の歴史を作った人物として、後の映画に大きな影響を与えています

 

 

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愛すべきクリーチャーたち

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怪鳥ハーピー

重厚な動きの巨人タロス

7つの頭を持つヒドラ

そして、7体の骸骨剣士

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とにかく、手作りのクリーチャーの動きが素晴らしく、CGのリアルさと異なり非日常を思わせる動きが逆に生々しく感じます。初めて怪物、怪人を見た時の衝撃は今も忘れられません!特に骸骨剣士たちの動きはコミカルでいてリアルで夢を見ているようでした

 

 

今から半世紀以上前の特撮映画の凄さをたっぷりご堪能あれ!