ああ、忙しい!
今日の映画は、32年の短い生涯を燃える炎のごとく駆け抜けていった「伝説のヒーロー」ブルース・リーの遺作となった作品です!初めて観たのは、中三の夏休み!東京下町の小便臭い場末の名画座で三本立てを真剣勝負の二回り!つまり一日中、スクリーンのスーパースターに目は釘づけでした!
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「燃えよドラゴン」
1973年/香港・アメリカ
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少林寺拳法を武器に、強大な悪と対決するスーパーヒーローの活躍を描いた、ブルース・リーの遺作となったカンフー映画のパイオニア的な作品!
<監督>
ロバート・クローズ
実際は武術指導を含めて、ほとんどブルース・リーが監督していたそうです。きちっとした環境の中で、彼をもう一度映画を撮らせてあげたかったですね
<メインキャスト>
ブルース・リー
ジョン・サクソン
ジョン・サクソン
ジム・ケリー
ブルース・リーとカンフー映画が世界的にブームとなった記念すべき映画です!良くも悪くもブルース・リーのワンマン映画です
「伝説の映画」です!
本作のオープニングシーンは、全撮影が終了したあと、ブルース・リー本人の要望により追加撮影されたそうです。サモハン・キン・ポーとの黒パンツ一丁の公開演舞シーンで度肝を抜かされました。異様なまでのリーの気迫が伝わってくると共に、まさにカンフー映画の価値観を全く変えさせた瞬間でもあります
「考えるな、感じろ!!」
物語は、姉の復讐(多くは妹と紹介されているようですが)と、悪の組織を壊滅させる為に単身乗り込むという単純なもので、笑えるくらいつっこみどころ満載なのです(笑)ブルース・リーの強さ、動き、速さはもうケタ違いで。、失礼ながら彼だけを観る映画です。配役もちょっと残念で、映画としてはイマイチですが、やはりブルース・リーの存在感は超一級です!
映画の良し悪しより、この映画の意味が大きかったと思います!この映画がなければ、ショー・コスギやジャッキー・チェンはいなかったでしょうし、アクションシーンも進化してなかったと思います!
「アチョー!!!」
カンフー映画の原点です!
この映画のあと、ジャッキー・チェンが出てくるまでおびただしいB級カンフー映画を観まくりました。ハマりましたねえ~たぶん50本くらい観たと思いますよ、短期間にすべて名画座で(笑)
この映画の最高の見せ場の鉄の爪との鏡のシーンだけは絶品です!宿敵ハンを倒し親指を立てて去るブルース・リー。初めて観た時は、エンドロールが終わると自分もブルース・リーになった気分で自然に斜にかまえていた気がします
ラロ・シフリンのオリエンタルな音楽もすばらしいですねえ~このテーマ曲が流れるだけでまさに血沸き肉踊りました
香港映画時代にも、数多くの映画に出ていますが渡米後の映画を整理すると・・
71年/ドラゴン危機一髪
72年/ドラゴン怒りの鉄拳
72年/ドラゴンへの道
73年/燃えよドラゴン
この他にもリーの死後、未完成のまま一部吹き替えで公開された「死亡遊戯」(78年)がありますが、これはブルース・リーの映画ではないです!ただし、本人出演のアクションシーンはさすがです!もちろん全て観てますが、やはり「燃えよドラゴン」は別格の感があります!当時の香港映画らしいといっては失礼ですが、細部やストーリーなどはかなりお粗末で、格闘シーン以外は???の連続です(笑)しかも、日本の描き方がねえ・・そんな中、ブルース・リーだけは熱いです!
「ドラゴンへの道」も好きな映画です!チャック・ノリスとの対決シーンだけでも十分楽しめますね。いつかレビューする予定です
ハリウッドに殴り込みをかけたブルース・リーが、人種差別(当時)の壁を乗り越えて実力で勝ち取った映画です!
頑固なまでに自分のスタイルを貫き、多くの模倣を生み出しますが、ついに誰ひとりとして超えられなかった、まさに肉体アーティストです!
「考えるな、感じろ!!」
彼が逝って、すでに40数年がたちます
不世出のアクションスター!
「ブルース・リーよ永遠に・・・」