忙しいですねえ・・・

秋物商戦が始まったことと、来期の商品計画、新店のオープンと仕事が忙しく、ブログの更新も思うようにいきませんが、逆にその想いを届けていきたいですね

 

この映画をまだ観てない人がうらやましい!!


今日の映画は封切り直後、横浜でレイトショーで見てます。大のお気に入り映画で、その後、レンタルでは何度も観ております。主演のロバート・デ・ニーロが「自身で一番好きな映画」と言わしめた映画です!


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「ミッドナイト・ラン」

1988年(アメリカ)

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元警官のバウンティ・ハンター(賞金稼ぎ)と、彼に捕らえられた横領犯の、ニューヨークからロスまでの壮絶で愉快な大陸横断アクション&コメディのロード・ムービー!

 


監督はマーティン・ブレイト

エディ・マーフィーを一躍スターにした「ビバリーヒルズ・コップ」や、先に紹介したブラピの「ジョー・ブラックをよろしく」さらに「セント・オブ・ウーマン」

 

主役の二人は

ロバート・デ・ニーロチャールズ・クローデン

 

マーティン・ブレイト監督で、芸達者のふたりですかつまらないワケがない!さらに、脇役がいいです!「ビバリーヒルズ・コップ」のジョン・アシュトン、「バトル・ランナー」「エイリアン」のヤフィット・コットー、そのほかジョー・バントリアーノ、デニス・ファリーナなどなどみんないい味だしてます

 

公開当時のキャッチ・コピーが

~デ・ニーロ&クローデン~

「かつてない男の友情が、アメリカを駆け抜ける!」



この映画の前作「アンタッチャブル」のアル・カポネ役から一変、スリムになったロバート・デ・ニーロが挑んだアクティブで熱きオトコと「ベートーベン」「新おしゃれ泥棒」の嫌味にならない程度の知性と、とぼけた魅力のクローデン扮する横領犯の物語。とのかくこの映画はこの二人が最高に尽きます!さらに、演出、脚本、音楽と非常に調和のとれたバランスのいい作品です。デ・ニーロは、ともすると行き過ぎになりがちですが、クローデンが居ることでいい意味で抑制されたタッチがすばらしいです

 

煙草を吸う仕草

チップを置き数えなおすシーン

食事の時の二人の会話

飛行機の中での出来事

FBIに化けてレジ銭を掠め取るシーン

娘が貯金箱をくれるシーン

 

ひとつひとつの二人のやりとり、仕草、セリフがコミカルでいて余韻が残ります。こんな二人を追って、FBIとギャングが追いすがり、さらにライバルの賞金かせぎがまみれ、四つ巴の逃走劇が、おもしろい、おもしろい(笑)最初は、ただの賞金かせぎと連行者の関係から、すこしづつ心のつながりができてきます。こうしたロード・ムービーではよくあるシチュエーションで、たとえば「ペーパー・ムーン」「レインマン」などたくさんありますが、二人のキャラがたってないと成り立たないですね






脇役たちも、抜かりないです

 

二人に振り回されるFBI捜査官のヤフィット・コットー

マフィアのボスのデニス・ファリーナ

ライバルの賞金かせぎのジョン・アシュトン

保釈金金融業者のジョー・バントリアーノ

その他・・殺し屋のバカ1号とバカ2号(笑)

 

全く先の読めない展開で、ハラハラドキドキの連続で非常にお得な一本です。コメディと言うには痛快すぎるし、アクションと言うには面白すぎるし、ドラマと言うには軽すぎる!人によっては「知る人ぞ知る名作」「隠れた傑作」などと評価する人も居ます。まったくその通りなのですが、あまり肩に力を入れず気軽に観るのがいいと思います

 

映画としてわかり易いです

 

追う、追われるの設定がシンプルで、そこにさまざまなピンチとチャンスが次々とあわられ観客をあきさせません。このあたりは「ビバリーヒルズ・コップ」と似ていてテンポがよくパンチが効いてますね

 

自信をもってオススメできる自慢の娯楽映画です!

 


デ・ニーロファンにはたまらない一作で、彼のお茶目ぶりも楽しいです

 

人生最後の映画を観るとしたら?

 

大好きな映画はたくさんあります!

「俺たちに明日はない」「エデンの東」「用心棒」「スティング」「タイタニック」「昼下がりの情事」「市民ケーン」「猿の惑星」「草原の輝き」「ウエストサイド物語」「初恋のきた道」・・・まだまだ、あと1000本くらい(笑)

 

ただ、この映画を観たいです!

 

昨今の大作主義、続編ブーム、リメイクなど今の技術でつくられた映画はどれもすごいですし面白いですが、ハリウッドを含め、映画はこのあたりにもう一度立ち返った方がいい気がします!小粋なセリフが随所にあり、映像ではなかなか表現できないあたたかさがあります。是非、吹き替えでなく字幕で観てほしいですね

 

「来世でまた会おう」

 

軽快な音楽と温もりの余韻を残して幕が下ります



ロード・ムービーやバディ・ムービーには秀作がたくさんあります。順位づけをするほどの力量を持ち合わせておりませんので、そのジャンル(あいまいではありますが)であえて何本か選ぶならば・・・

 

ミッドナイト・ラン

イージー・ライダー

或る夜の出来事

激突

恐怖の報酬

パリ、テキサス

ハリーとトント

リトル・ミス・サンシャイン

レインマン

断絶

スケアクロウ

 

まだ、あるような気がしますが、このあたりでしょうか?みなさんはどうでしょう?

 

「俺たちに明日はない」「スタンド・バイ・ミー」も大好きですが、この括りに入れるのはちょっと乱暴な気がします

 

何度観てもたのしい映画です

 

この映画をまだ観てない人が羨ましい!